topimage

    2017-11

    スポンサーサイト - --.--.-- --

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    HARIBOは子どもたちを幸せに クマやシカも・・・・ - 2010.10.14 Thu

    各地でクマがヒトを襲うニュースが伝えられています。クマは人間にとって危険な野獣ですが、それ以外でも、イノシシやシカ、サルなどが人間の居住区域に侵入してきています。クマの場合、冬ごもりを前に、エサのドングリが不足していること、里山の荒廃、そして、クマ自体の数が増えていることなどが理由としてあげられています。

    クマ Kastanie 
    クマ                    カスタニエの実
    LUNA-drops                    Solipsist


    ●15年前の私の記事(1994年11月12日付朝日新聞朝刊)

    「カスタニエの実」(特派員メモ・ボン)
    自宅前の路面に白墨で「止まれ!クルミあります」と書いてあった。何だろうと思っていたら、学校が終わった午後、近所の10歳ぐらいの女の子が段ボール箱に山のように盛ったクルミを売っていた。

    「500グラム2.9マルク(200円弱=当時)」というので買ってきて、 「ウィーンに勤務していたときも家の前でクルミがとれたね」と思いだしながら、家族で食べた。当時の住所はその名も「クルミ山通り
    (Nussberggasse)」だった。

    女の子たちは近くの林で取ってくるのだが、1本向こうの通りでも、人は食べない街路樹のカスタニエ(マロニエ)の実がいたるところに落ちている。

    そんな時、日本にも製品を輸出している菓子会社が、カスタニエの実を菓子と交換してくれると聞いてきて、子どもたちがわきたった。学校帰りに拾い集めて通学途上にある工場に持っていったが、長蛇の列。  結局、家内だけが寒い中を2時間並んで交換してきた。経営者が持っている山のシカやイノシシの冬のえさにするための恒例の行事だという。

    カスタニエ1キロで100グラムの菓子と交換してくれる。「子どもにとっては悪くない比率だな」と思ったら、どっこい大人がいっぱい。それも、1人100キロまでの制限もものかは。家族ぐるみ車で運び込むのもいたそうだ。

    「自分の拾った実を食べるのはシカだろうかイノシシだろうか」と子どもたち。厳冬を前にした欧州の短い秋だが、こんな秋は楽しい。
    (ボン=萩谷順)

    ●HARIBOは自然と人の関わりを教える

    ここにある菓子会社はいまや日本でも有名なハリボー(HARIBO)。世界最大のグミの製造会社で、マスコットは首に赤いリボンをつけた黄色の熊です。ハリボーのドイツ語の宣伝コピーは、1935年に作られた
     "Haribo macht Kinder froh / und Erwachsene ebenso"(ハリボーは子供達を幸せにする、そして大人も)です。これは、ドイツでもっとも有名なコピーだそうです。

    gummi 

    ボン生まれのハンス・リーゲルさん(初代)が1920年にボンで創業した企業で、「HARIBO」はHans Riegel Bonnの頭文字をとりました。リーゲルさんは狩猟が趣味でした。冬になると、自分の持っている狩猟区の動物たちのエサがなくなるので、このイベントを思いつきました。いまでは、山のように交換されたカスタニエの実やドングリはリーゲルさんの狩猟区だけでなく、近隣の狩猟区の動物たちもうるおしています。

    HARIBO Nicolas17     HansRiegelJr 
    ボンにあるHARIBO本社       二代目のハンス・リーゲルさん
    (C)Nicolas17

    1936年以来続いているこのイベントはボンの年中行事のひとつです。近隣の国からもあわせて数万人が参加し、子どもたちを喜ばせるだけでなく、自然と人間の関わりを教える機会になっています。

    ●HARIBO macht Kinder froh

    Flug 
    Th1234

    HARIBOはドイツの旅行会社TUIと協力して、HARIBOの塗装をした旅客機(上の写真)を運航しています。この飛行機に乗れたら、子どもたちはうれしいでしょうね。



    HARIBOのテレビコマーシャルにはこんなのもあります。最後に出てくるのが、HARIBOの青い飛行機、そしてドイツで一番有名なCMソング
    "Haribo macht Kinder froh / und Erwachsene ebenso"です。私と同年配の方にはなつかしい、エーリヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」の映画を使ったCMです。途中で教室に登場するのは、ドイツの有名な司会者
    Thomas Gottschalk(トマス・ゴットシャルク)。「飛ぶ教室」は
    HARIBOの飛行機という落ちです。

    ケストナーはナチス時代に自作の焚書など、さまざまな弾圧を受けたユダヤ系の作家です。日本では、「点子ちゃんとアントン」「エーミールと探偵たち」が有名です。画面に出てくるギムナジウム(高等中学)の生徒きまじめさ、いかにも理屈っぽい姿が、古きよきドイツ、さらには権威主義的ドイツを思い起こさせます。



    ● COMMENT ●

    承認待ちコメント

    このコメントは管理者の承認待ちです


    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    http://hagitani.blog51.fc2.com/tb.php/50-b3bffde5
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

    日中関係は元通りになる? 菅政権の漂流 «  | BLOG TOP |  » 映画「アラビアのロレンス」に日本を考える

    おすすめブログに

    萩谷 順

     はぎたに じゅん

    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
    出演番組
     スーパーJチャンネル(金)
     モーニングバード!(水)
     ワイド!スクランブル(月)
     ビートたけしのTVタックル
       (不定期)
    過去の出演番組
     そうだったのか!学べるニュース
     やじうまプラス'04-'10
    ニュースステーション '00-'04
     ニュースレーダー '85-'87
     (いずれもテレビ朝日)

    お問い合わせや講演の依頼は...

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    本人から返信します(お名前やメールアドレスなど個人情報は本人の同意なしには公開しません)

    いま何時?

    ※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません

    Twitter

    最新記事

    カテゴリ

    大震災+原発事故 (38)
    政治経済 (71)
    国際情勢・グローバル化 (21)
    社会・生活・文化 (22)
    大学・教育・若者 (4)
    テレビ (4)
    講演 (2)
    IT・パソコン (2)
    たのしみ (28)
    ごあいさつ その他 (8)

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    朝日新聞グループニュース

    月別アーカイブ

    RSSリンクの表示

    検索フォーム

    最新トラックバック

    FC2カウンター

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。