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    質の悪い抗争に収束 菅内閣不信任案のてんまつ - 2011.06.02 Thu

    日本の政治に転機をもたらすかもしれなかった菅直人内閣不信任案を審議する2日の衆議院本会議は、「幕が開いたときには芝居が終わっていた」状態でした。本会議直前の菅首相と鳩山由紀夫前首相の談合で、「一定時期の首相退陣」と引換えに反菅勢力が矛を収めるという取引が成立したためです。その結果、民主党からの造反は松木謙公議員と横粂勝仁議員の不信任賛成と小沢一郎元代表以下14人の欠席という小規模なものに終わり、不信任案は圧倒的大差で否決されました。

    横粂 松木 

    ●解散の恐怖で双方がしっぽ巻く

    1日深夜には、民主党内の造反機運が高まり、不信任案は可決される形勢でした。これに対し、菅首相側は衆院解散で迎え撃つ態勢を整えていました。それが急転直下となった原因は、なによりも議員たちの「解散の恐怖」でした。反菅勢力は不信任案が可決されても菅首相は解散に踏み切れないとタカをくくっていました。しかし、解散が現実のものになりそうになると、厳しい現実に気づきました。いまでこそ、小沢、鳩山系は前回総選挙で大挙当選した「チルドレン・ガールズ」によって数の力を誇示できますが、一旦総選挙となれば、彼らの大部分は落選してしまうのは確実です。一方菅首相にとっても、総選挙を経れば再び首相官邸に戻れる可能性はありません。解散をめぐるチキンゲームで折れたのはまず、小沢、鳩山系であり、菅首相も退陣示唆に追い込まれました。

    小沢 

    ●覚書に表れた保身

    菅鳩合意覚書の
    ▽民主党を壊さないこと
    ▽自民党政権に逆戻りさせないこと
    は、解散の恐怖からの民主党衆院議員の保身そのものです。その結果、今回の政局は、民主党内の閉鎖的な権力闘争というもっとも質の悪い政局になってしまいました。

    鳩山由紀夫 

    ●早くも始まった「いった いわない」

    そして、質の悪い党内抗争にふさわしく、不信任否決直後に、菅鳩合意をめぐる民主党お得意の「いった、いわない」がはじまってしまいました。
    菅鳩覚書の3項目は
    ▽大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
    1〉復興基本法案の成立
    2〉第2次補正予算の早期編成のめどをつけること
    で、鳩山前首相は1)2)の条件が満たされれば、菅首相は退陣する、そして退陣の時期は6月いっぱいと説明していますが、岡田克也幹事長は「それは条件ではない」と言い出したため、鳩山氏は岡田氏を「うそつき」呼ばわりする始末です。

    okada 

    ●自公に後ろ足で砂かけた反菅勢力

    民主党代議士会での菅首相あいさつは、そのへんを微妙にぼかしています。民主党内はこの「いった、いわない」でまたまたこじれ始めるかもしれません。ただ、今回、反菅勢力は大変な無駄遣いをしました。それは自民、公明両党が提案した「不信任案」です。反菅勢力が菅首相の譲歩を引き出せたのは自公提案の「不信任案」のおかげです。民主党内の反菅勢力だけで不信任を成立させることはできません。その貴重な機会を提供してくれた自公両党に反菅勢力は後ろ足で砂をかけてしまいました。今後、自公両党はこれまでよりさらに反菅勢力と距離をおくでしょう。また、菅首相が国会会期を延長すれば、再び不信任案を提出できる可能性は遠のきます。そして、菅首相のいう「一定のめど」には正確な定義はありません。菅首相が居座ろうと思えば、いくらでも居座れそうです。

    ●一時しのぎの結果見えてきた民主党消滅の可能性

    菅直人渋面 

    しかし、菅首相の側も、反菅勢力をだますことはできても、もう自公両党はもとより、世論を納得させることはできないでしょう。政権居座りを続けているとみられてしまえば、ますます支持率は低下するでしょう。今回ばかりは、つかの間の談合で政権は維持したものの、もしこのまま衆院の任期満了まで行くと、その後の総選挙で民主党を待ち受けているのは「消滅の危機」かもしれません。
     

    ● COMMENT ●

    妖怪の裏取引

    テレビが鳩山さん側のリークを信じこみ「辞任速報」打ったから、辞任と思い込んだんですけど。管さんの代議士会での発言を先入観なしで
    聞いたら辞めるとはまったく言ってないですよね。
    なんでマスコミは管さん側からの裏もとらずに先走るのだろう。
    あと、自民、民主の妖怪の様な人々が裏取り引きしてた事実が明らかになりました。一体騙してたのはどっちなのでしょう?

    ある派閥領袖「顔に泥、何もかもぶちこわしだ」
    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110602-OYT1T00921.htm
    伊吹氏や森元首相らは、小沢元代表の周辺や鳩山前首相と接触を重ね、4月中旬以降、谷垣氏に「不信任可決に必要な数がそろっている」との見通しを繰り返し伝えた。
    こうした長老議員の間では、不信任案が可決されれば小沢元代表らとの連携も視野に政権を奪還する、というシナリオも検討されたが、あては外れた。

    民主党消滅

    たしかに民主党消滅の可能性はありますね。私は民主党を解体して考えごとに複数の党にわけた方がいいと思います。


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     はぎたに じゅん

    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
    出演番組
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