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    口座に眠る巨額の義援金 被災者にはおあずけ - 2011.04.01 Fri

    31日朝、毎日新聞のweb版に目を通した私は、がっくりと萎えました。「日本赤十字社は30日、東日本大震災の被災者のために取りまとめている義援金が594億円に達したと発表した。発生後16日間で160億円余が集まった95年の阪神大震災時を大きく上回る過去最高ペース。一方で、被害が広範囲にわたり、全容が把握できていないことから、配分を検討する委員会の設置などは未定で、被災者の元に届くにはもう少し時間がかかりそうだ」という記事です。

    日赤 
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    ●かつてない支援の高まり

    かつてない額の義援金が寄せられたのは未曾有の大震災に国民が粛然とした結果でしょう。大震災の帰宅難民から帰宅した後の週明け、私も郵便局に駆けつけ、民間団体の口座に義援金を振り込みました。直前に岩手県宮古市を訪れていたこともありましたが、一刻も早く被災者に支援の手がさしのべられることを願ったからです、

    ●「モノ」「ボランティア」より「まずはお金」のはずだった

    95年の阪神大震災時、私はドイツにいましたので直接の記憶はないのですが、今回は生活のさまざまな局面で、支援の手を差しのべようとする国民の熱意を感じました。我が家でも長男が、自分の応援するJリーグチームのサポーターグループとともに動きました。緊急に必要と思われる物品6種に絞って集め出しました。モノを運ぶ道路が寸断され、帰りの燃料がないことからトラックも動けない状態になっていました。「こういうときはすぐに送れて何でも買えるおカネの方がいい」と助言しましたが、若い彼らはどんどん動き、最終的にグループのリーダーの伝手で、運搬手段も確保した自民党を通じて物資を被災地に届ける段取りになりました。自民党本部では小泉進次郎代議士や石井浩郎参院議員らがこころよくあずかってくれたそうです。

    エスパルス 

    ●私は大甘でした

    義援金を振り込んだとき、私は振込用紙の通信欄に「とにかく早く被災地に届けてください」と書き込んでいました。これだけ規模の大きい災害です。そして被災地には雪も降っていました。運ぶことや仕分けに人手がかかる「モノ」や、食べるもの寝る場所が必須な「ボランティア」よりお金の方がよいと確信していました。寄託団体が自治体と迅速に連絡を取り合って効率的に救いの手が行き届くに違いないと思っていたのです。でも、私は大甘だったようです。

    ●口座に眠る巨額の支援

    dinner 
    @heiunさんの30日の夕食

    岩手県宮古の漁師@heiunさんは30日のブログで避難所での夕食を紹介しました。大震災発生から20日もたっているのに、配られたのは「おにぎり1個、リンゴ2切れ、コーラ1本」です。なぜ、暖かいものが食べられないのだろうと不思議に思いました。そして毎日新聞の記事です。この3週間に寄せられた国民の善意を示す巨額なお金は、日赤の口座に眠っていたのです

    ●清水国明さんは知ってしまった

    元「あのねのね」の清水国明さんは、ご自分のブログ「しみずくにあきの多毛作倶楽部」の30日付「ちょっと過激な意見ですが・・・」でこう書いています。「今すぐ一人でも多くの人を救いたいとい願っての皆さんのその義援金が、今救いを求めている人たちのところには、今は届かないということを、私は知りました。先日、救援物資を被災地に運んで行った時、沢山の水や食べ物が山積みになっていました。けれど、避難所の子どもたちに聞くと、すぐには食べさせてもらえない、とのこと」
    「なんで?」
    公平公正が絶対ルールの行政主導で分配するので、全員に配れる数が揃うまでおあずけなのだそうです。義援金はプールされ、募集期間を終えてから、行政関係者などが組織する分配委員会で討議されて公平公正に、使われるのだそうです」(31日の修正バージョン)

    食料に列 
    福島県南相馬市で、食料の配給に長い列をつくる人たち=読売新聞

    そして、
    「すべての募金が集まっている『日本赤十字社』さんへお願いしてみました。『公平公正、公共性という理由で『個人や企業に義援金を今の段階で配ったことは一切ありません』ときっぱり

    ということなのです。

    ●話が逆

    毎日新聞によると、災害義援金は「国の防災基本計画に基づき、被災した地方公共団体が日赤などと配分委員会を結成」して配分を決めるそうです。阪神大震災では、発生8日後に委員会が設置され、約2週間後、死者や行方不明者の家族に見舞金10万円など1次配分が行われました。しかし、今回は被害の規模が大きく全容把握がむずかしいことが滞っている原因なのだそうです。話が逆ではないでしょうか? 被災の規模が大きく深刻であれば、それだけ早く支援を行き渡らせなければならないはずです。@eulekmさんはツィッターで「とりあえず、100億円づつ被災県へ」とつぶやきました。民間の募金団体や政党でも、集めたお金を日赤に寄託するところが少なくありません。その結果も同じです。そうした団体には寄託しておしまいでなく、いつどのように、だれに対して使われたかまでを監視していただきたいと思います。

    私たちの側からすれば、日赤を批判するだけで終わってはならないと思います。

    日赤 ←クリック!
    このほかにも、義援金、救援物資の受け付け窓口は多数あります。





     

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    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
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