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    リーダー不足の行き着く先は? - 2011.03.08 Tue

    前原誠司外相が政治とカネの問題で辞任したことにより、政治の行く先はますます混沌としてきました。産経新聞の先月末の世論調査では、日本の首相にふさわしい人としては、10.2%という低い数字とはいえ前原氏がトップを走っており、このほかの調査でも菅直人首相が退陣した場合の後継首相の最有力候補と目されていたからです。

    poll 
    産経新聞から

    ●いなくなった菅後継

    前原氏がとりあえずその資格を失うと2位の岡田克也幹事長ということになるのですが、菅政権成立以来岡田幹事長は野党との関係をうまくハンドルできないだけでなく、小沢一郎元代表の処分をめぐって民主党内でも強い反発を呼んでおり、だれもが認めるクラウンプリンスとはいかなくなってしまいました。

    okada 

    ●お先まっくら菅政権

    結局、このランキングで小沢氏の後塵を拝している菅首相がとにかく政権にしがみつく状況が続きます。しかし、予算関連法案の審議で進退窮まるのは目に見えていますし、国民年金保険の3号被保険者救済問題でまったく当事者能力のないことが露呈した細川律夫厚生労働大臣や、政治とカネの関係の不透明さを指摘されだした野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新担当相などへ「辞任ドミノ」が広がる可能性もないとはいいきれません。

    hosokawa noda renho 

    ●はだかで盤上を逃げ回る王将の醜態

    菅首相の状態、将棋にたとえると、もう「つんでいる」ことが明らかになって、観客も帰ってしまったのに、つんでいる王将がはだかで盤上を逃げ回っているようなものです。将棋なら対局相手がつきあってくれるかぎり、それでもかまいませんが、現実の政治でこういう状態が続くのは、外交、内政で切迫した問題が次から次へと押し寄せているのに、ものごとが何も前に進まないことを意味します。

    菅直人 王将 

    ●大連立しようにも、だれが束ねる?

    こうして状況を「大連立」で乗り切ろうという声が永田町では出ているようです。しかし、こうした挙国一致型政権は単に数の足し算ではできません。まず目の前の国難を乗り切る処方箋が必要ですし、それを体現し、実現しきれるリーダーがいなければならないのですが、「首相にふさわしい人がいない」というのがぶっちぎりの第1位ではどうしようもありません。

    ●フランスでは極右さらに台頭

    LePen 
    マリーヌ・ルペンFN党首

    来年に大統領選挙が行われるフランスでは、これに輪をかけた状況が起きています。ネット上の調査で極右のマリーヌ・ルペン氏が現職のサルコジ大統領、社会党のオブリー女史を上回る人気を得たのです。マリーヌ・ルペン氏は反EU、移民排斥を唱える極右政党国民戦線(FN)の党首だったジャン=マリー・ルペン氏の3女で、この1月、父から党首の座を引き継ぎました。2005年におきた移民による暴動以来、移民に対する反感が強まっているフランスでFNは急速に支持を伸ばしています。近年、政権取得さえ現実味を帯びてきているだけに、この調査結果は他の欧州諸国に衝撃を与えています。ネット上の調査は統計学の手法で標本をとって調査する科学的な世論調査に比べると信頼性は低いことは押さえておかなければなりませんが、フランスでも既存の政治家に対する不満が高まっているなによりの証拠です。

    ●ネット上の人気は何につながる?

    小沢一郎 

    日本では、小沢一郎氏の人気がネット上で高いのは知られていることです。小沢氏は既存メディアには登場しなくても、ニコニコ生放送には積極的に登場しています。ネット上の小沢氏の人気は、一部ネットユーザーの既存メディアへの反感や、政治の閉塞状況の中で強力な指導者を求める気持ちが支えているといわれます。長年の政治観察者の中には、最近の政治状況を1920年代の政治状況にたとえる人もいます。政友会と民政党の2大政党制が次第に機能しなくなり、軍部独裁に道を開いた歴史です。もちろんいまは軍事クーデターの可能性はほとんどありませんが、今後強力なカリスマが現れたなら、国民の気持ちはどう動くでしょうか。永田町の情報通によると、小沢氏自身、周辺に対しては「ネット政治は危ない」との感想をもらしているそうです。



     

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    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
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