topimage

    2011-01

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    ネットはライフラインになれるか? エジプト情勢 - 2011.01.31 Mon

     エジプト情勢は依然として混迷の度合いを深めています。「カイロのおばあちゃん」への電話はつながりません。ムバラク政権がインターネットを遮断しているので、エジプト国内の人々はtwitterやfacebook、
    googleにアクセスできません。国外にいる人にはマスコミによって伝えられる大状況はわかっても、家族や親類、友人の安否はなかなか伝わりません。

    tahrirdemo 
    タハリール広場を埋め尽くしたデモ

    ●ムバラク政権はインターネットを遮断

    カナダにいる次男のガマールはfacebookで、エジプトの知人に以下のメッセージを何とか伝えようと呼びかけています。
    IP addresses to use
    Please pass along the following to Egyptians you may know or
    others there. To bypass government blocking of website names,
    use numerical IP addresses:
    for twitter 128.242.240.52
    for facebook 69.63.189.34
    ...for google 72.14.204.99
    To our Good Earth friends in Egypt, WE ARE WITH YOU. We send
    rays of light and love for your safety.

    ガマールのfacebookを見た家内が「これはどういう意味?」と聞いてきたのですが、私にも即座にはわかりません。そこでtwitterで尋ねてみたら、hima820という方が「DNS機能をブロックしているのではないでしょうか?」と返事をくれました。

    ●DNSサーバー遮断?

    ムバラク政権によるインターネット規制がDNSサーバーの遮断という方法によって行われているならこれは有効なようです。インターネット上のアドレスはIPアドレスという12ケタの数字によって決まっています。この無味乾燥な数字では使いづらいので、通常DNSという方法により、
    http://www.goole.comといった意味のあるわかりやすい名前でIPアドレスに到達できるようになっています。DNSサーバーが「名前」を
    「数字」に翻訳
    してくれるわけです。DNSサーバーを遮断されても、この数字を打ち込めばつながるというわけです。

    インターネット遮断 
    エジプトへからのネットアクセスは急激に落ちた

    ●それとも、電源を引っこ抜いた?

    ちなみに、http://72.14.204.99と打ってみたら。googleにつながります。「レスありがとうございます。ネット上では『電源から引っこ抜いた』というウワサが流れていましたが・・・」と返信すると、しばらくしてhima820さんからまた「よくわかりませんが、DNSではないと書いてあります。 エジプトはどうネットを遮断したのか?
    http://t.co/H2Z5CWm via @gizmodojapan #gizjp」とレスをいただきました。このgizmodoのニュースは昨日、長男が見て教えてくれていました。それによると、DNS遮断ではなく、電源を引っこ抜いたという見方のようです。これはかなり乱暴なやり方です。また「ボーダフォン・エジプトなど大手プロバイダ4社の接続が落ちる中で、Noor Groupというプロバイダ1社だけが通信可能」ということでしたが、まさにここまで書いたところで、kazouilleさんが「エジプト:現地で唯一動いていたプロバイダNoorが10分前から落ちている、皆さん情報お持ちではないですか?とルモンドの中の人」とtweetしてきました(Mon 31 Jan 00:03)。

    ●一人一人の安否が大事

    いずれにせよ、一つの国が騒乱状態になったとき、内部の状況はわからなくなります。その国に縁の深い人ほど、知りたい情報はマスコミの伝える大状況もさることながら家族、親類、縁者の安否です。天安門事件のとき、私はアラブ首脳会議の取材のため、モロッコのカサブランカにいましたが、私を含む西側の記者団の最大の関心事は北京情勢でした。苦労して北京の家族に電話をつないだ新華社の記者のまわりに群がって情報を求めたものでした。ジャーナリストとはいえ、このときの新華社の記者も最大の心配は家族の様子だったのでしょう。

    だれもが発信者になれるweb2.0も、権力がネットを遮断してしまえば脆弱です。こうしたとき、果たしてネットはライフラインになれるのでしょうか?「カイロのおばあちゃん」をはじめ、サイードやオマールやソプヒや多くの知人の安否はわかりません。



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    エジプトが心配 - 2011.01.29 Sat

    土曜日の朝、我が家ではエジプト情勢がもっぱらの話題です。湾岸戦争前後、家族で赴任していたなつかしいカイロが騒然としています。あのころは小学生だった長男はカタールのテレビ局アルジャジーラのインターネット・ライブ放送にかじりつき、フェイスブックでカイロの友だちとコンタクトしようとしています。一番の心配は、我が家の子どもたちが「カイロのおばあちゃん」と呼ぶマダム・アミーラの安否です。

    ●「カイロのおばあちゃん」は無事

    マダム・アミーラは孫のめんどうを見にカナダに住む次男のカマールのところに長期滞在していたのですが、家内がフェイスブックでガマールに連絡をとったところ。3週間前にカイロに帰ったとのこと。ガマールがきょう電話したところ、騒乱の起きているカイロ西部とは反対側のヘリオポリスは比較的静穏。できるだけ早く出国できるように段取りをとったとのことで、一安心しました。穏やかなエジプト社会の中で、私たち家族はカイロでほんとうに幸せに過ごしました。結婚前に家内がホームステイしたマダム・アミーラの家族は、何かがあるとかけつけて助けてくれましたし、私たちがウィーン駐在のころは、ウィーンに遊びにきてくれました。ボン駐在のときは、長男の結婚式出席のために私たちは家族をあげてカイロに行ったものでした。

    protest 
    カイロの高速道路下に集まる人々

    ●なつかしい町が騒乱の巷に

    アルジャジーラが伝える映像によると、市民と警官隊の衝突の現場は、まさに私たちが住んでいたナイル川の中の島「ザマレク」周辺です。家族で買い物をし、散歩したところがいま世界が注目するホットゾーンになっているのです。アルジャジーラの動画は新聞の写真や情報量の少ない日本のテレビではわからないものを伝えてくれます。ムバラク大統領が辞任を拒否した翌日の29日午前、カイロのタハリール(解放)広場に再び集まったデモ隊には普通の市民が多いように見えます。ムバラク大統領の退陣を求めることでは一致しても、ムバラク後の政権の受け皿は不明です。方向性が見えないためか、デモ隊の一部が暴徒化して、略奪や破壊も始まっているようです。

    TAHRIR 
    カイロのタハリール広場

    ●ムバラク政権への怒りはとまらない

    いまアラブ世界を襲っている政治変動の波は巨大です。ベンアリ大統領を追放したチュニジアについては、日本の新聞が書き始めるはるか前、内陸のシディブジッドで市民が立ち上がったころから法政大学の大中一彌准教授がツィッターで報じていました。SNSが裾野を広げた今回のアラブの市民蜂起がエジプトなどに波及することは予測されていたのですが、ムバラク政権がインターネットを遮断したところで、事態を鎮静させることがむずかしい段階に入ってしまったのかもしれません。

    mubarak 
    エジプトのムバラク大統領

    ●エジプトは、世界はこれからどうなる

    人口8000万人余の大国、歴史的にも文化的にもアラブ世界の中心であるエジプトは冷戦時代もそして冷戦後のイスラム原理主義の高潮の中でも、地域のバランサー、世界の安全保障の一方の要石でした。そのポジションを利用して長期政権を維持してきたムバラク政権は腐敗してしまいましたが、よくも悪くのビンのフタの役割を果たしてきました。しかし、デモはカイロだけでなく、地中海をのぞむアレクサンドリアやスエズ運河をにらむポート・サイードにも広がっています。ムバラク政権は今回ばかりはおそらくもたないでしょう。その後にエジプトがどうなるのか? ムバラク政権が倒れなくても、その後のエジプトはどうなるのか。世界が不安定に向かう可能性が高いでしょう。がまんづよく、穏やかなエジプトの人たちのこれからも気がかりです。




    ローカル線 高校生 - 2011.01.15 Sat

    山形県のあつみ温泉に来ています。米どころ庄内のJA庄内たがわの新年会でお話する機会をいただいて鶴岡市に来たので、足を伸ばしました。講演が終わって17時55分鶴岡駅発の羽越線に乗りました。地方に来たときに地元の人々の足を利用し、乗ってくる人、降りてくる人の様子を観察するのは興味深いことです。いつもですと、なかなかそのチャンスを得る時間的余裕はないのですが。

    ●ローカル列車はいいね

    キハ130という車両には鶴岡の高校から帰宅する高校生たちが乗っています。1日にローカル列車は11本しか走っていない路線です。新しい、ゆったりとした車両にみんな座れる余裕があります。混雑と遅延で乗っている人々がいつもいらだっているような東急田園都市線と比べると天国と地獄です。

    鶴岡 
    JR羽越本線鶴岡駅

    ●素朴でかわいい女子高校生に目細める「あやしいおじさん」

    近くのボックスでおしゃべりしている女子高校生の話を聞くともなく聞いていると、あることに気づきました。その車両に乗っている女子高校生10人ほどの全員が黒髪、染めたり、脱色している子がいないのです。雪の季節ですから、足元は思い思いの防寒ブーツです。制服を着崩している子もいません。「英語は120点はとりたいのよね」。話題は15、16日のセンター入試のようです。都会ではあまり目につかなくなった、素朴でかわいい女子高校生に思わず表情を緩める「あやしいおじさん」でした。

    ●庄内の中学生の修学旅行

    33年前、同じ庄内地方の酒田市からやってきた中学の東京修学旅行を取材したことを思い出します。午後、東京タワーにのぼって東京の大きさに驚いた子たちのその夜の日程は浅草のレビュー見学でした。SKDがまだ健在なころでした。東京育ちなのに初めて東京タワーにのぼった私は「中学生にレビュー!」といぶかしく思ったものでした。華やかな舞台に乱舞するダンサーの脚、脚、脚に圧倒された後、宿にもどって、生徒たちにインタビューです。

    ●レビューこそ東京

    SKD 
    SKDのダンサー

    「何が一番面白かった?」と聞くと。全員が「レビュー!」と口をそろえます。驚いている私に30代前半の女先生が付け加えます。「私の中学の修学旅行のときもレビュー見学をしました。それが一番強い印象でした」「ああ、これが東京なんだ、と思ったんです」。ゆっくりと時間が流れる地方の子たちは、めくるめく都会に心を躍らせ、せわしない都会から来た大人は通学列車の高校生たちの様子に心を和ませる。人生いろいろですね。女の子たちとは対照的に、生え際に剃りを入れ、するパンにした男子高校生たちもなんとなくかわいく見えました。

    ●観察しているつもりが・・・

    農業関係者に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の話をするといういささか緊張する仕事を終えた解放感もあったのでしょう。永年の新聞記者生活で、自分は観察者として、まるで透明人間のような気分になっている「あやしいおじさん」があつみ温泉駅で列車を降りるとき、娘さんと一緒に座っている中年のおかあさんから、にっこりと会釈をされました。テレビで見てくださっていたんですね。ありがとうございます。

    ●冬の東北、温泉の楽しみにプラスアルファ

    たちばなやの内庭に降る雪
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    あつみ温泉の「たちばなや」での雪を見ながらの露天風呂、ちょうど季節の寒鱈汁と地酒は最高でした。これも高校生たちの余韻かもしれません。地方に出たら、またローカル列車に乗ります。心あたたまる時間をありがとう。
     

    年を越しても 菅VS小沢 - 2011.01.11 Tue

    成人式の三連休が終わり、2011年が本格的に始動します。1月中には通常国会が召集されるはずですが、昨年秋の臨時国会が閉会して以来、永田町の様子はあまり変わっていません。政府予算案は「もうこれ以上借金はできない」「もうこれ以上は埋蔵金もない」という状態です。「第三の開国」とうたい文句は立派な菅直人政権の懸案「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」も「消費税」も6月まで先のばしですし、小沢一郎元代表の国会招致は「やるぞ」「やるぞ」のかけ声は聞こえてきますが、現実には一歩も進んでいないのが実情です。

    ●驚異的視聴率

    菅直人2 

    やるやる詐欺」というのは菅首相が野党党首だったときに、小泉純一郎首相(当時)に投げつけたことばです。首相になった菅さんにそのまま帰ってくるようなことばです。ねじれ国会という悪条件で登場した菅政権ですから、半年たっても政策面でめざましい成果をあげるのがむずかしいということはだれでもわかっています。しかし、むしろねじれが追い風になる「クリーンな政治=脱小沢」が実現できないことに、国民はあきれてしまっているのでしょうか?先週5日(水)、菅首相はテレビ朝日の報道ステーションに出演しましたが、その日の報道ステーションの視聴率は6.9%でした。

    ●菅首相は「数字を持っていない」

     sengoku 

    報道ステーションの視聴率はよほどのことがないかぎり2ケタです。6.9%という数字は信じられない低さです。そもそも、現職首相はそう軽々とはテレビ番組に出演しないものですが、出たあげくがこの数字です。テレビの世界では、キャラクターについて「数字を持っている」「数字を持っていない」という言い方をします。菅首相はまさに「数字を持っていない」方、視聴率のマイナス要因になってしまいました。年末には参院問責決議の向こう傷を持つ仙谷由人官房長官がやはりテレビ朝日の「サンデーフロントライン」に出演しましたが、これも視聴率2.9%という無残な数字でした。各社の世論調査での内閣支持率の低さと符節の合った視聴率です。

    ●小沢氏は何をおそれる?

    小沢一郎

    一方の小沢氏はどうでしょうか。国会の政治倫理審査会に「出る」「出ない」「出る」「条件がある」と、ころころ言動を変えています。小沢氏国会招致での菅首相のやる気がどの程度のものか危ぶまれるのとあわせて、この人の本気度もよくわかりません。強制起訴を間近に控えているという事情はあるのでしょうけれど、現在のところ小沢氏に問われているのは法律的には、いわゆる「形式犯」です。仮に証人喚問に呼び出されたとしても、追及役の野党が「形式犯」以上のものを引き出すのは極めてむずかしそうです。偽証罪に問われることのない政治倫理審査会に出席して持論を述べた方が有利ではないかと素人は考えるのですが、そうではない事情があるのでしょうか? 法律上の責任についての議論あるいは司法手続きが進んでしまうと、そこで責任は問われなくとも、世間の関心は「政治責任」を問う方向に一歩進んでしまいます。それをおそれているのだという解釈もあるようです。

    ●実現性の薄いことばではどっちもどっち

    小沢氏も、実現性の薄いことばを弄しているという点では、菅首相と大差はありません。世論あるいは野党と直面するのを回避して時間をかせいでいるようにみえます。13日の民主党大会、そしてその前日12日の両院議員総会が一つのヤマだといわれていますが、そこで事態は大きく進むのでしょうか? 世論の納得する結果が出せないままですと、菅対小沢の権力闘争でどちらが勝っても、早期の解散総選挙を求める声が強まりそうです。




     

    「デモス」の恐怖 映画「アレクサンドリア」の寓意 - 2011.01.08 Sat

    3月5日に公開されるスペイン映画「アレクサンドリア」(2009)の試写を見てきました。ローマ帝国末期に伝説を残した実在の天文学者をヒロインにした物語で、ヒロイン・ヒュパティアを「ハムナプトラ」のレイチェル・ワイズが演じ、アカデミー外国語映画賞(2005)を受賞したチリ生まれのアレハンドロ・アメナーバルが監督した2時間余の大作です。広報資料にあった「彼女の運命を見届けた時、あなたは気づく。2011年の世界が、このアレクサンドリアにもあったことに――」というコピーがそのまま、胸に突き刺さってくる映画でした。

    ●ストーリーは――

    レイチェル・ワイズ 

    4世紀のエジプト、アレクサンドリア。ローマ帝国は崩壊寸前で、繁栄を極めたこの都市ににも混乱が迫りつつあった。その渦中、類まれなる美貌と明晰な頭脳を持った女性天文学者・ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は、分け隔てなく弟子たちを受け入れ、講義を行っていた。彼女は訴える。「世の中で何が起きようと、私たちは兄弟です」生徒でもあり、後にアレクサンドリアの長官となるオレステス(オスカー・アイザック)、そして奴隷ダオス(マックス・ミンゲラ)は密かにヒュパティアに想いを寄せる。やがて科学を否定するキリスト教徒たちと、それを拒絶する学者たちの間で激しい対立が勃発。戦いの最中キリスト教指導者は知る、この都市の有力者たちに多大な影響を与えているのはヒュパイディアだということに。そして攻撃の矛先は、彼女に向けられたのだった――(広報資料から)

    ●これは単なる史劇ではない

    キリスト教 

    古代アレクサンドリアの図書館を舞台に天才女性天文学者とその弟子たち、古代エジプトやギリシャ・ローマの神々を信ずる学者、キリスト教に救いを求めた貧しい民衆、ディアスポラのユダヤ教徒、そしてキリスト教を国教としたローマ帝国の権力が入り乱れて混乱に陥っていく物語です。アメナーバル監督の目標は「観客を”CNNの取材チームが、4世紀に起きたことをドキュメンタリーにしたものを見ている”気分にさせることだった」といいます。それはもののみごとに達成されているといってよいでしょう。私も暗い気持ちにさいなまれながら、手に汗を握りました。これは単なる「史劇」ではありません。むしろ近未来ドラマと理解した方がよいのです。

    ●時と空間を超える様々な寓意

    gods 

    見る人はこの映画から、さまざまな寓意を引き出すことができます。地動説に行き着くヒュパティアの推論は、科学への素朴なあこがれと畏敬をかきたててくれますしし、西欧の人々がいう「明晰だった古典古代から中世への暗転」を具体的に理解する手立てにもなります。そして、その暗転をもたらしたのが宗教だったことを知ります。”知”の象徴の図書館が、貧しい者に救済を与えるキリスト教によって破壊される様を信じられない人もいるでしょう。そこからバーミアンの大仏を破壊したアフガニスタンのタリバーンを連想する人もいるでしょうし、キリスト教への冒涜だと怒る人もいるでしょう。この映画の別のモチーフは、エリートと民衆の対立です。ここからは「民主」とは何か、「平等要求」とは何かという根源的な疑問がわいてきます。そのほか時代を超え、国や民族を超える意味を持ちうる映画だといえます。

    ●邦題「アレクサンドリア」は残念

    agora 

    原題は「アゴラ」です。「アゴラ」は古代ギリシャ語の「広場」。日本の中学生でも知っています。古代ギリシャのいかなる国家でも「民会」の開催場所を意味する、「デモクラシー=民主政」を象徴することばです。「知の滅亡」を伝える映画に「アゴラ」という名を与えたところにアメナーバル監督のメッセージがあったような気がするのですが、邦題の「アレクサンドリア」ではそれが伝わってこないのがいささか残念でした。




     

    スルメイカ 塩辛になるためにうまれてきたのか - 2011.01.04 Tue

    新年初仕事は、イカの塩辛づくりでした。水道の水も十分冷たくなったので、イカを洗っても身を痛めなくなりました。夕方スーパーへ行ったら、ちょうどよい加減に解凍途中の刺身用スルメイカがあったので2ハイ購入、帰宅して大学1年生の息子に「おい、塩辛つくるぞ」と声をかけたら、「やろう、やろう」というわけで、夕飯前の一仕事です。

    ●冷たい水で身を洗う

    イカの胴のすそから指を入れて、ゲソ、頭と一緒にゴロ(ワタ)を抜き取って、イカさんが入ってきた発泡スチロールのトレイに寝かせて粗塩をふります。エンペラのついている部分の反対側にタテに包丁を入れて胴を開いたら、冷水で洗いながら内側の部分の軟骨など余計なものを取り除き、身ひとつにします。このとき、水が十分に冷たくないと身が変質してしまうので、夏場は氷水で洗います。

    ●かんたんに皮をむくには

    イカ4 
    手ぬぐいで皮をつまんでむく

    次が皮むき。前にテレビを見ていたら、エンペラの付け根に指を入れてつまみ、一気にむくときれいにむけるとか。北海道の人はみんなできるそうです。ディレクターが函館の路上でつかまえたギャルにやってもらったら、手早く見事にやってのけたのには、舌を巻きました。ギャルいわく「子供のときから、家でいつもやってるもん」。そうなんでしょうね。やってみたら、うまくいきました。しかし、今回は手ぬぐいを使ってむく一般的なやり方でやりました。

    ●保存料、添加物なしのほんものの塩辛

    イカ 
    包丁を持つのは息子です

    皮をむいたら、身の形を整えて、好きな大きさの短冊に切ります。それを密閉ポリ容器に入れたら、日本酒を適宜加え、塩しておいたワタをしごいて中身だけを加えます。このとき、ワタを裏ごしすると、実に上品なものができるのですが、家庭用なので省略。好みに応じて塩を加えてよく混ぜます。今回は我が家の庭でとれた小さなユズの皮を入れて、冷蔵庫にポン。2日ぐらいで食べ頃になります。一日に2回ぐらいかき混ぜてやると、うまく熟成するようです。保存料や添加物なしのほんとうにヘルシーで、おいしい塩辛ができます。

    ●塩辛になるために生まれてきた?

    イカ2 
    左は冷蔵庫に入る前の塩辛、右は醤油と七味で下味をつけたゲソ、エンペラ

    材料はスルメイカ、粗塩、日本酒、ユズだけ。身をつけ込むワタをたっぷり抱え込んでの人間様のご用になるスルメイカは、ほんとうに「塩辛になるために生まれてきたような生き物だと、私はいつも感動しています。イカ2ハイなら10分ぐらいでできてしまう簡便さでもあります。

    ●エンペラ、ゲソもお忘れ無く

    イカ3 
    ゆうべの酒のサカナです

    次に頭からゲソの部分を切り取って、カラストンビ(クチバシ)を取ったものとエンペラに醤油をかけ、七味唐辛子を振ったものをグリルで焼きます。塩辛は当日の酒のサカナにはなりません。そこで、お待たせして申し訳ないとばかりに、ゲソ焼き、エンペラ焼きを酒のつまみに提供してくれます。熱燗で一杯。2日後が楽しみです。




     

    新年のごあいさつ - 2011.01.01 Sat

    2011年の幕が開きました。ことしはどのような年になるでしょうか?政治や経済の荒波はことしも続くどころか、さらにその激しさを増しそうです。みなさまの生活が安らかなものでありますよう。

    うさぎ 

    我が家では、土鈴の「卯」が1年間の当番につきました。毎年、干支の土鈴や張り子を入手しています。ことしのうさぎくんは丸っこくてとりわけかわいいようです。毎年11月に長野県松本市の人形屋さんで買うのです。ことしは、12月中旬にずれ込んだため、人形屋のおかみさんに「ことしは、大人気のうさぎちゃんがあったのですが、売り切れてしまいましたよ」と残念がられました。

    卯頂天
    名前も卯頂天。アイデア勝ちです。「有頂天で一年をすごせるように」と願う人が多かったのでしょうね。

    ことしは、我が家の玄関では、きれいどころ2人がお客様をお迎えします。

    芸妓 

    モデルは祇園の芸妓さん。家内の筆です。大きな絵なので、少しゆがんで写ってしまいました。

    ことしもよろしくお願い申し上げます。

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    萩谷 順

     はぎたに じゅん

    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
    出演番組
     スーパーJチャンネル(金)
     モーニングバード!(水)
     ワイド!スクランブル(月)
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