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    2010-12

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    電子書籍の閲覧方式統一なるか - 2010.12.30 Thu

     「電子書籍:世界標準、日本語も対応 EPUB縦書き可能に」(29日毎日新聞電子版)だそうです。「EPUB(イーパブ)」は米電子書籍標準化団体『国際電子出版フォーラム(IDPF)』の電子書籍の閲覧方式です。同紙によると、「欧米の小説を電子化するために生まれ、画面の大きさに応じて文字数やレイアウトが自動的に変わる『リフロー』という機能が特徴。米アップル、米グーグル、ソニーが採用するなど海外で主流になっている」とのこと。縦書きやルビ、句読点の禁則処理など日本語対応したイーパブを国内の出版社や電子書籍端末のメーカーが採用すれば、開発にかかる時間や費用を大幅に抑えられ、電子書籍をさらに普及させることになる、と同紙は伝えています。

    ●日本語の電子書籍化が抱える障害

    2バイト文字コード 
    2バイト文字コード表

    メモリーさえ大きければ、小さなデバイスにちょっとした書庫分の本が記録、閲覧できる電子書籍は将来性豊かです。日本の出版業界と電子機器業界は「電子書籍」という黒船を前に、開発競争を展開しています。しかし、使用する文字数が数千もある2バイト文字で、漢字かな交じり文、縦書きという書式を持つ日本語は難物です。英語など西欧語やアラビア語などの1バイト文字言語とちがい、電子書籍化にはけっこう高いハードルを抱えているだけなく、各社がばらばらに発表している方式には互換性の問題があります。

    ●もう人身御供にはなりたくない

    ワープロ専用機  
    お世話になったワープロ専用機、富士通OASYS

    日本語ワープロの開発に大変なエネルギーを要したことはよく知られています。おかげで、いまわれわれは日本語ワープロの恩恵に浴しているのですが、初期にはメーカー各社がばらばらに開発するワープロ専用機のどれを選ぶかウロウロし、互換性の問題に悩みました。結局日本語を解するDOS/Vの出現で、ワープロ専用機は消滅しました。ユーザーの立場から見ると、これは家庭用ビデオのβマックスとVHSの競争と同じでした。電子書籍でも、どの方式がデファクトスタンダードになるか見定めないと、かなり高い出費をしたあげく「人身御供」だったとの悲哀を味わいかねません。

    ●英語読むならamazon kindle

    kindle 
    amazon kindle

    私は昨年、電子書籍端末amazon kindleを購入しました。外国の雑誌や新聞を購読するには、たいへん便利です。写真や図版などは利用できませんが、発行即受信のスピーディさ、価格の安さ、そしてクレジットカード決済による便利さはすばらしいものがあります。私が買った世代のものは、日本語も表示できるということでしたが、実際にはグラフィック、それも横書きとしての表示でした。ためしに漱石の「我が輩は猫である」を受信したら、「門」が送信されたというバグがありましたが、通勤途上に英米の新聞が読めることに満足しています。

    ●iPadは帯に短したすきに長し

    iPad 
    画期的なデバイス iPad

    その後、apple社からiPadが発売されました。画像の美しさは、アプリの豊富さはすごい魅力です。日本での発売前に入手していたデーブ・スペクターさんに見せびらかされて食指が動きましたが、ぐっとがまんしました。私はすでにiPod touchの利用者だったからです。iPod touchを持っていなかったら、買っていたでしょう。でも、ノートPC、iPad、
    iPod touch 、モバイルギア3つは鬱陶しいし、その中でiPadはなんとなく帯に短し、たすきに長しの感がありました。3か月ぐらいしたら、デーブさんも同じ結論に達し、iPadは奥さんにあげてしまったそうです。

    ●閲覧方式の統一待つ

    友人の大学教授Aさんは、iPadを入手しました。最近では購入した本をばらして、スキャナを使って、iPadに取り込んでいます。しかし、これも所詮はグラフィックですし、本をばらすという行為には何となく罪悪感を感じます。私がiPadを忌避したもう一つの理由は、閲覧方式の互換性の問題です。電子書籍の閲覧方式のデファクトスタンダードができるのを待ってもよいと思いました。

    ●ガラパゴス化は避けたい

    ガラパゴス 

    SHARP「ガラパゴス」がガラパゴス化しないことを願う

    そうしたところへ、年末のEPUBのニュースです。果報は寝て待てといいますが、「日本語正式対応は来年5月」だそうです。あとは、日本の出版業界や電子機器業界が、我を捨ててこの統一方式に合流してくれることを望みます。そうでないと、電子書籍も日本ではガラパゴス化するおそれがあります。







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    被害者が司法に納得しないとき 映画「完全なる報復」 - 2010.12.24 Fri

    また映画の話です。来年1月公開のアメリカ映画「完全なる報復」です。

    完全なる報復 

    ●復讐と法の戦い

    妻と娘が残忍な手口で殺された。犯人の男は共犯者を検察に売り、共犯者が死刑判決を受ける一方で司法取引によって罪を逃れます。共犯者の処刑の日から被害者の報復が始まります。「復讐のために法を破る男」と「検事として法を守る男」は知力の限りをつくしての戦いを繰り広げます。想像を超える憎悪と復讐の手段は見ている者に身の毛もよだつ思いをさせるでしょう。復讐は単に犯人に向けられるだけでなく司法制度全体に向けられます。「正義とは何か」を厳しく問いかける映画です。

    ●刑罰の本質は「復讐」、それとも「教育」

    テミス 
    正義の女神テーミス

    刑罰や司法制度はいま、洋の東西を問わず揺らいでいるようです。西欧諸国の多くが死刑制度を廃止する中で、死刑制度を存続させている日本では、死刑の是非についての論議が声高に行われています。さまざまな論点のひとつに「刑罰は応報なのか、教育なのか」があります。刑罰を科す主体が被害者ならば、教育刑という考え方は出てきません。刑罰を社会が行うからこそ、教育という考え方が出てきます。しかし、長い人類社会の歴史で刑罰は応報でした。古くから家族間、部族間で行われてきた復讐です。しかし、復讐は復讐を呼び、復讐の連鎖が起きます。そこで出てきたのが社会による復讐の代行=刑罰です。社会が復讐を代行すれば復讐の連鎖が起きにくいからです。

    ●映画「アラビアのロレンス」が示す刑罰の本質

    ロレンス 

    映画「アラビアのロレンス」に出てくるベドウィンのガシームの処刑はそれを見事に表現しています。死のネフド沙漠を越えてアカバを攻撃する前夜、一方の部族の男が争いから別の部族の男を殺してしまいます。殺された男の部族は復讐を呼号します。このままではアカバ攻撃は水泡に帰します。英国人のロレンスは「私はどちらの部族にも属さない。私が処刑すればうらみは消えるか?」と銃をとります。ロレンスの前に引き据えられたのは遠征の当初からつき従い、一度はロレンス自身が命を救ったガシームだったのです。ロレンスは引き金を引きました。そして2つの部族は協力してアカバ攻撃を成功させます。

    ●刑罰は正義を実現できるか?

    復讐の権利を被害者から奪い、刑罰(復讐)を社会が代行する以上、復讐に相当する行為が実行される必要があります。教育はあくまでもそこから派生するものです。日本では、最近被害者の気持ちに量刑がそぐわないという不満が拡大しています。裁判員制度の導入は、それを是正する役割も負わされているのですが、映画「完全なる報復」の舞台アメリカには「司法取引制度」があります。完全な正義が実現できそうにないときに、容疑者との取引によって部分的正義を実現する仕組みです。部分的正義でも正義がまったく実現できないよりはまし、というプラグマティックな考えがその底にはあります。

    しかし、被害者がそれに納得しなかったときは? それをこの映画は
    violentに問いかけています。

     

    来年のアカデミー賞? 映画「英国王のスピーチ」 - 2010.12.23 Thu

    来年2月に公開されるイギリス映画「英国王のスピーチ」を見てきました。試写会の案内にヘレナ・ボナム=カーターの名前を見つけたのが動機でした。ヘレナ・ボナム=カーターは最近では、「アリス イン ワンダーランド」(2009)の赤の女王役で知られていますが、私は「眺めのいい部屋」(1986)以来のファンです。フィレンツェを舞台にしたきわめてブリティッシュな私小説映画ですが、新人だったヘレナはベテラン女優マギー・スミスと実にすばらしいハーモニーを醸し出していました。

    ヘレナ 
    赤の女王のヘレナ・ボナム=カーター

    ●吃音症だった戦時の英国王

     「英国王のスピーチ」は、王冠を賭けた恋で知られるエドワード8世の退位を受けて即位したジョージ6世のプライバシーに関わる映画です。ナチス・ドイツと対決する宿命にあったジョージ6世は吃音症だったのです。ジョージ6世がどのようにしてそれを克服し、国民をひとつにまとめ鼓舞したか、を解き明かします。

    ●演技派目白押しのブリティッシュな映画

    イーリー 
    ジェニファー・イーリー

    映画が始まって驚きました。ジョージ6世には「マンマ・ミーア」
    (2008)のハリー役だったコリン・ファース。ヘレナ・ボナム=カーターはその妻エリザベス。ジョージ6世の吃音症を治療するオーストラリア人ライオネル・ローグに「恋に落ちたシェークスピア」(1998)の小屋主ヘンズローを演じたジェフリー・ラッシュ(パイレーツ・オブ・カリビアンのバルボッサといった方が早いかも)。そしてローグの妻マートルに「抱擁」(2002)の運命の女性クリスタベル・ラモットを演じたジェニファー・イーリー。いずれも演技派、そして私の大好きな俳優たちのオンパレードです。セリフには「lovely」とか「bloody」といった単語がいっぱいでてくるブリティッシュぶりです。kinging(王様する)なんて表現も。

    ●「ヨーロッパで最も危険な女性」

     mum elizabeth 
    ジョージ6世と  第2次大戦中、兵士を慰問するエリザベス妃
    エリザベス妃

    英王室を扱いながら、大仰な構えはありません。広角レンズを多用した心のドラマです。ローグの記録をもとにした脚本化は30年以上前に企画されながら、ジョージ6世の妻エリザベス皇太后が、自分の生きている間は公にしてほしくない、と許可を与えなかったため見送られていたそうです。そのエリザベス皇太后は現在のエリザベス2世女王の母でもありますが、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる英国爆撃との戦い(Battle of Britain)で国王を支え、国民を鼓舞したことで、ヒトラーをして「ヨーロッパで最も危険な女性」と呼ばしめたそうです。

    ●王室秘話に留まらない現代的価値

    elizaII カミラ 
    エリザベス2世女王    チャールズ皇太子とカミラ夫人

    エリザベス皇太后は2002年に亡くなりました。戦争を前にしているのに国民よりも不倫相手の女性を選んで退位した先王に代わった内気な性格の夫を支え、The Queen Mum(女王のおっかさん)として国民に敬愛されました。この英国民のドラマの主役をヘレナ・ボナム=カーターは見事に演じています。いま、英国女王エリザベス2世は在位60周年を目前にしています。しかし、その後継者問題はいささか混沌としています。ダイアナ妃の悲劇を生んでまで長年のガールフレンドと結婚したチャールズ皇太子は映画中のエドワード8世と重なります。国民の統合の象徴としての君主の役割は国民の支持がなければ果たせません。チャールズ皇太子を飛ばしてダイアナ妃の息子ウィリアム王子に王位を継がせることを望む声は小さくないようです。現代の君主とは何か、国民の統合とは何か、この映画は単に王室秘話にとどまらず、われわれ日本人に対しても現在的示唆に富む映画です。2011年のアカデミー賞の有力候補という看板にいつわりはありません。


     

    韓国と英国 2つの国の若者と戦争 - 2010.12.22 Wed

    同僚の教授から聞いた話です。法政大学に留学している韓国人留学生の男子4人が急遽本国へ帰ったというのです。北朝鮮による延坪島砲撃以来の朝鮮半島情勢を受けて、兵役猶予が取り消されたとのことです。先週、友人たちによって、その学生たちを送る会が開かれたとのことでした。私の授業を聴講していた韓国人留学生A君のことが気になり、所在を確かめたところ、日本にまだいるとの返信があり、とりあえずほっとしました。

    ●「戦争になったら帰国する」という韓国人留学生

    延坪島 
    北朝鮮による砲撃で黒煙をあげる延坪島

    聞けば、A君は高校時代に足に負傷したことで兵役を免除され、日本留学を思い立ったとのことでした。講義にも積極的に参加し、質問も活発にする学生です。そしてとりわけ南北朝鮮の和解を願い、日本の世論の動向を気にしています。A君はとりあえず召集される可能性はないのですが、それでも「もし、戦争になったら召集されなくても帰りますが、その前に戦争にならないよう祈ります」といいます。

    ●朝鮮半島の平和を願う

    ブラザーフッド 
    映画「ブラザーフッド」から

    私自身を含め日本人の若者が戦後味わわなくてすんだ境遇が身近な若者にふりかかってきていることに、心は重くなります。韓国映画「ブラザーフッド」を見た方はおわかりだと思いますが、朝鮮戦争では朝鮮半島は北から南までくまなく戦禍を受けました。それだけではありません。近現代史上、朝鮮民族に対するもっとも規模の大きな殺戮同胞間の戦争でした。悲劇が再び南北朝鮮の人々の上に暗雲として迫るかもしれないのです。当事者とりわけ北朝鮮が理性的な行動をするよう願わずにはいられません。

    ●英国では息子のクラスメートが軍人に

    Sandhurst 
    エリザベス女王とサンドハーストの士官候補生

    それと、前後してイギリスから1通の手紙が届きました。ドイツ・ボンのブリティッシュ・スクール時代の息子たちの学校友だちのBファミリーからのクリスマス・レターです。2つの家族の母親は毎年、MSWordでびっしりとこの1年の出来事を書き綴り、写真もいっぱいのせたクリスマスレターを往復しています。ことしのニュースはB家の次男で私の次男のクラスメートだったJ君がこの春、英国王立陸軍士官学校(略称サンドハースト)を卒業し、任官したことでした。

    ●精鋭中の精鋭に両親は誇り

    女王旗 
    英国女王旗

    サンドハーストは英国の2人の王子が入学し、友好国の王族や貴族も教育を受けた名門の軍事学校です。J君の配属先はパラシュート連隊
    (Royal Parachute Regiment)ですから精鋭中の精鋭
    です。有名な赤いベレーをかぶった写真、迷彩ヘルメットに自動小銃を持った写真に加えて、卒業式の行進の中で「女王旗」を掲げるJ君の写真がプリントされ、ママは one of the Her Majesty's comissioned finest! と誇らしげに書いています。

    ●国を守る若者たちの無事を祈る

    paras 
    アフガニスタンで任務につく英パラシュート連隊の兵士

    活発でしたが、やせっぽちでよく骨折していたJ君がもっとも危険な任務の落下傘部隊とは、と家内も私もびっくり。将来は英国陸軍の将官にまでなるのでしょう。たくましく育って、国を守る任務についた息子を誇りに思う両親には心からお祝いをいいたい気持ちと同時に複雑な気分がわいてきます。英国の若きエリート軍人J君の連隊はアフガニスタンに派遣されています。「戦争になったら帰国します」という韓国人留学生のA君。身近な若者たちが無事で人生を過ごすことを願わずにはいられません。






     

    醜態にうんざり ”小沢処分”めぐる民主党の泥仕合 - 2010.12.21 Tue

    20日に行われた菅直人首相と小沢一郎民主党元代表の会談は決裂しました。小沢氏の国会招致をめぐる民主党内の抗争は、いよいよ末期的な状況になってきました。脱小沢派も親小沢もお互いに相手側が民主党への支持低下の元凶だと非難しています。「目くそ鼻くそを嗤(わら)う」のたぐいです。民主党和歌山県連は11月に行われた同県知事選の惨敗の原因を「民主党に対する県民の怒りが頂点に達していたこと」と総括していますが、国民の怒りは、いまや脱小沢、親小沢の双方に向かっています。”小沢処分”をさらに先延ばしにすれば国民の怒りは臨界点に達するでしょう。

    小沢一郎 菅直人2 

    ●「脱小沢」でこそ問われる菅直人政権の真価

    政権交代時に民主党が約束したマニフェストがその通りに実行できないことについては、国民は比較的寛容でした。財政状況や、それを作り出した自民党政権の長年の失政を認識していたからです。「財源はあるんです」(鳩山由紀夫前首相)と自信満々だったのが、実はとんでもない勉強不足だったこともわかってきました。そして、小沢、鳩山の両看板に不明朗な政治資金の疑惑が出てくると内閣の支持率は目に見えて低下しました。菅内閣の誕生(6月)で持ち直したもののだら下がり。参院選敗北後の「菅vs小沢」の代表選挙で、「脱小沢」を掲げた菅政権の再選(9月)で支持率が浮上したのもつかの間、「脱小沢は口先だけだったのか」との疑いが浮上する中で起きた尖閣問題をめぐる混乱で支持率は急落しました。

    菅内閣支持率 
    読売新聞

    ●見透かされている「脱小沢は政権維持の道具」

    「脱小沢」派はいま、”小沢処分”を政権再浮揚のウルトラCとして利用しようとしています。「小沢氏は政倫審に出るといった約束を守るべきだ」「小沢氏の問題は選挙の障害だ」「小沢氏の責任は司法的な責任にとどまらない。政治責任を問う声に答えるべきだ」との「脱小沢派」の主張はもっともです。しかし、そうならばなぜもっと早くこの問題に決着をつけなかったのでしょうか。いまになって「証人喚問」をちらつかせても遅いというのが国民の気持ちでしょう。最近の世論調査で、比例区の投票先で自民党が民主党を上回るものや、解散総選挙を求める声が優勢になっているものが出ているのは、”小沢処分”を政権維持の道具としか考えていないことが見透かされているからでしょう。

    ●「親小沢」の主張は世論を納得させられるか?

    一方の「親小沢」派はどうでしょうか? 政治責任を想定される起訴事実に限定しようとしたり、言を左右にしたりしたあげくに前言をかんたんに翻す小沢氏や、支持率低迷の原因を仙谷由人官房長官に求め、小鳩コンビの資金問題を無視する姿勢はもはや断末魔といってもよいでしょう。一部の熱心な剛腕信者が逃げ込む理屈とはなりえても、広汎な市民を納得させることができるでしょうか?

    sengoku 

    ●「脱小沢」の政治責任

    沈んでいく泥舟の上で争う醜態があまりにも露骨なので、忘れられている点があります。それは小沢氏の国会招致が実現したあとのことです。政治資金規正法違反事件では、日本の”優秀な検察”をもってしても、訴追しきれなかった小沢氏の資金問題です。検察審査会の議決を受けて強制起訴を担当する検察官役の3弁護士は、不動産購入の資金になったとみられる4億円の不記載を起訴事実に盛り込むことを検討していると伝えられていますが、これとて、形式犯です。仮にも総理大臣が面と向かって小沢氏に「政治責任」を問う以上、それは単に「世間を騒がせた」ことによるケシカラン罪ではすみません。「小沢氏の莫大な政治資金の出所はどこか」「それには犯罪性はあるか」を明らかにする責任があります。

    ●もはや先延ばしは許されない

    国会議事堂 

    それをなおざりにしたまま、”小沢処分”を政権浮揚のための「絵に描いたモチ」ですませれば、世論の怒りはさらに政権に向かうでしょう。証人喚問を実現させた場合には、収賄などの実質犯として起訴に持ち込んで、有罪判決を得るという政治責任追及の実をあげなければ「脱小沢」「親小沢」共倒れです。「先延ばし」を得意技とする民主党ですが、もう時間は極めて限られています。いまのままでは通常国会は自民、公明の審議拒否で始まるでしょう。しかし、日本をとりまく経済、安全保障環境は先延ばしを許す状態ではないのです。だからこそ、世論は現在のところ野党の審議拒否方針に批判的なのです。しかし、民主党がなお醜態をさらし続けるなら、それも変わりかねません。




     

    すばらしいクリスマスプレゼントが NHK・BShiから - 2010.12.20 Mon

    今週の土曜日はクリスマス。クラシック音楽好きにはすばらしいプレゼントをNHKのBShiが用意してくれています。午後11時からのプレミアムシアターで、フルトヴェングラー+ウィーン国立歌劇場の「ドン・ジョヴァンニ」(モーツァルト)とトスカニーニ+NBC交響楽団のワーグナーが放送されます。フルトヴェングラーとトスカニーニが一度に。技術の進歩のおかげで少年時代からの夢がまたかなえられます。マエストロたちの映像はyoutubeにも多数アップされていますが、全編が大画面で見られるのはやっぱりテレビのよさです。

    トスカニーニ フルトヴェングラー 
    なんともカッコいいじいさんたち

    ●伝説のチェーザレ・シエーピの勇姿が

    フルトヴェングラーの「ドン・ジョヴァンニ」のキャストは(ドン・ジョヴァンニ)チェーザレ・シエーピ、(騎士長)デジェー・エルンシュテル、(ドンナ・アンナ)エリーザベト・グリュンマー、(ドンナ・エルヴィーラ)リーザ・デラ・カーサ、(ドン・オッターヴィオ)アントン・デルモタ、(レポレルロ)オットー・エーデルマン、(ツェルリーナ)エルナ・ベルガー、(マゼット)ワルター・ベリーと夢のようなラインナップ。そしてフルトヴェングラーの姿が拝めるだけでなく、昔レコードのジャケット写真で見たチェーザレ・シエーピの勇姿が「動く」のです。

    シエピ 

    ●「インターナショナル」つきヴェルディ

    トスカニーニにもこれに劣りません。歌劇「タンホイザー」序曲【1948年収録】、歌劇「ローエングリン」序奏【1948年収録】、楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死、 【195年収録】楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行【1948年収録】(以上 ワーグナー)です。さらに諸国民の賛歌(ヴェルディ)【1944年収録】というおまけがつきます。根っからのファシスト嫌いでアメリカに亡命していたトスカニーニは大戦中「諸国民の賛歌」には「インターナショナル」とアメリカ国歌を加えていたことで知られます。

    ●「暴力装置」世代にはなつかしい

    「インターナショナル」といってもいまの人たちにはピンと来ないと思います。社会主義革命の歌です。1917年から1944年の間、ソビエト連邦の国歌でもありました。トスカニーニは「諸国民の賛歌」をナチス・ドイツと戦う連合国の応援歌としたのでした。一方、フルトヴェングラーは、ナチス・ドイツに留まったため、戦後にナチス協力者として非難されるのですが、その実相はいまだにはっきりしません。「インターナショナル」は団塊の世代以上の人にはなつかしい歌です。仙谷由人官房長官の「暴力装置」発言に血が騒いだ人にはとりわけなつかしいでしょう。


    インターナショナル

    ●技術の進歩に感謝

    とまれ、戦前、戦後を通じての音楽の巨人がひとまとめにしてみられるのです。聞くのにもエネルギーを要しそうです。そんな方にはディジタル時代のよさ、HDDレコーダーという強い味方がいます。ブルーレイやDVDに落としておけば保存も効きます。先日はカラヤン+ミラノ・スカラ座のヴェルディ・レクイエムのディジタル・リマスター版がやはりNHKのBShiで放送されました。レオンティン・プライス(ソプラノ)、フィオレンツァ・コッソット(メッゾ・ソプラノ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、ニコライ・ギャウロフ(バス)という夢のキャストでした。ひげのない、太っていないパヴァロッティです。録画してブルーレイに落としたのですが、HDDの方のデータを消しかねています。こんどのフルトヴェングラーもそうなりそうです。



     

    だんだん不快に 海老蔵傷害事件での”言論戦” - 2010.12.17 Fri

    事件そのものは、酔っ払い同士のもめごとから派生した傷害事件です。世間にはよくあることです。刑事事件にならず、示談で済まされることも少なくありません。どちらかが被害届を警察に出せば、刑事事件になります。双方が被害届を出せば、相(あい)被疑者ということで処理され、一方あるいは双方に相応の刑事処罰がされることになりますが、世間が知るところにはならないのが普通です。

    しかし、今回は一方の当事者が当代一の花形役者・市川海老蔵さんだったことで、そうはいかなくなりました。また、他方が暴走族グループに属する若者だったことで事態がさらにややこしくなりました。

    奴 蝦蔵 

    海老蔵さん側の「100%被害者だった」という主張には少なからず疑問符がつくとみる人が多いようです。また、加害者とされる側では、伊藤リオン容疑者が事件から2週間後に逮捕されましたが、本人が主張するような単独犯行だったかどうかは怪しいとみられています。さらに、伊藤容疑者の言動からは仲間や組織をかばって一人で罪を背負い、男を上げるというねらいも感じられます。

    もめごとの当事者がこうなら、警察も今回はいささか変です。いくら仲間がかくまっていたとしても、長い間容疑者を逮捕できない(しない)でいたのは奇妙です。かくまった連中は犯人隠秘なのに指をくわえてみていたのでしょうか。

    双方には有力な弁護士がつき、司法の場外で”言論戦”を繰り広げます。それをテレビを中心としたメディアがこれでもか、これでもかと伝えています。まさに、メディア時代ならではということになるのですが、どうもこれは正常ではありません。

    助六 

    民事責任のありようが刑事責任の程度を左右し、刑事責任のありようが民事責任の程度を左右するのは事実です。暴走族グループと海老蔵さん側それぞれには守らなくてはならない、あるいは隠さなくてはならないものがあるようです。そして、そのかけひきの周辺からは微妙な金銭の匂いがします。それをメディアはまるで、スポーツ中継がゲームの勝ち負けをめぐって刻々起きる経過を伝え、解説するような調子で伝えています。別の見方をすれば、社会の公器であるメディアが酔っ払いのけんかの後始末のかけひきの場所として使われているのです。

    12月17日付の夕刊フジによると、7日の海老蔵さんの退院&謝罪会見はオリコンの推定で約7億6000万円の経済効果だといいます。メディアがこれを伝え、視聴者がおもしろがった結果です。しかし、16日のテレビのワイドショーを見ていると、闇世界のかけひきを白昼公然と見せつけられているような不快感がわいてきました。


     

    私の好きなホテル(1) 松本ホテル花月 - 2010.12.16 Thu

    信州・松本での宿泊先は、4年前から利用するようになった「松本ホテル花月」でした。このホテルは私のお気に入りのホテルの1つです。新聞社の海外特派員として任地の欧州、中東のホテルを数多く体験しましたが、明治29年創業の「花月」は海外のよいホテルに負けない質を持っていると思います。

    花月 花月イラスト 

    ●日本旅館かホテルか

    日本旅館は風情において捨てがたいものがあります。しかし、人件費の高騰からかつてのようなきめ細かいサービスを期待すれば料金はかなりの高値になってしまいます。また、夕食の時間が縛られますし、豪華で量の多い食事はむしろ負担です。そこでホテルを利用することにしています。でも、数ある日本のホテルはまま豪華すぎたり、みすぼらしかったり、サービス過多だったり、ぎごちなかったり、なかなか適度なホテルにぶつかりません。

    ●必要にして十分なサービス

    「花月」のよさは「必要にして十分なサービス」「過不足のないサービス」です。大きなホテルではないため、従業員は宿泊客の顔を覚えています。客の注文に対する受け答えや対応は素っ気なくもなく、仰々しくもありません。よくみかけられるマニュアル風応対でなくソフトで真摯です

    ●持続する気分

    ロビー ツイン 
    ロビー              旧館のツイン
    (松本ホテル花月のHPから)


    私はいつも、本館ではなくレトロな旧館の部屋に泊まります。落ち着いたインテリアと質実な松本民芸家具で統一された家具調度は、本館から旧館、客室からロビーさらにレストランに移っても、常に同じ気分を持続させてくれます。

    ●信州の進取の気性がここにも

    こぢんまりと質素で、アットホームな充実したサービスを提供してくれるドイツの小都市のホテルのような味わいがあります。「新宿中村屋」「岩波書店」の創業者を生み出した信州人の進取の気性が西洋風のホテルというかたちをとって現れているようです。

    ●松本観光に地の利

    上土 

    「花月」のある上土地区には、ほかにも大正浪漫の香り高い古い建物が残っています。「白鳥写真館(上左)」のファサードは最近修復されました。隣の古いビル(上右)のファサードのステンドグラスの間にコンピュータ関連企業の銘板があるところも、ドイツを思い起こさせます。玄関を出ると和菓子の「東門磯村」、近くにはモダンな「蕎麦倶楽部佐々木」やおでんと焼き鳥の民芸居酒屋「しづか」が。国宝松本城にも、中町通り、縄手通りや日本人形の問屋街の本町も歩いて行けますから市内散歩の基地としても地の利があります。

    ●身も心も温まる「とうじそば」の朝食

    「花月」のレストラン、喫茶は昭和のムードの「洋食」です。冬の今回は、朝の和定食に北アルプス山間部の郷土料理「とうじそば」が用意されていました。からだも心も温まる「とうじそば」好きの私にとってはこたえられないサービスでした。温泉ではありませんが、地下の大浴場が午後4時から翌朝10時まで切れ目なく利用できるのもうれしいサービスです


    松本ホテル花月のHPから





    就職 ひとつの断面 ITベンチャー経営者との対話から - 2010.12.15 Wed

    松本滞在2日目の昨日は 朝方の氷雨がやみ、午後から晴れ間が広がりました。全国でも年間日照時間がもっとも長い都市という松本に曇り空はあまり似合いません。うれしい天気予報の外れです。けさは北アルプスこそ見えませんが、美しい青空が広がっています。

    松本城 
    ホテル屋上から見たけさの松本城

    ●IT企業経営者から参考になる話を

    昨日は、松本市のIT企業「情報戦略研究所」の宮下敏雄さん(57)とお話する機会を得ました。従業員50人の企業ですが、事業内容はシステムコンサルティング、受託ソフトの開発・管理など多岐にわたります。創業者の宮下さんから、就活時期の学生をかかえる大学教員として参考になる話をうかがいました。

    サーバー 
    写真はイメージです

    ●この会社はなんの会社?

    「情報戦略研究所」。漢字7字のいかめしい社名です。1985年の設立時に「これからの世界は情報が大事」との思いで命名したそうですが、パソコンも記憶装置がカセットテープという草創期でした。「総会屋さんですか?といわれたこともあるんですよ」と宮下さんはいいます。新卒社員を採用してすぐの時期、出社すると会社の前に中年の方が立っていて、「この会社は何をしているところですか?」と聞かれたそうです。実は新入社員の親で、相手が「この会社」の経営者であることを知らずに質問していたのです。

    ●親の心配

    「○○電鉄」とか「××食品」という社名なら、親にも自分の息子がどういう業種に就職したかがすぐわかります。でも、「情報戦略研究所」ではよく内容がわかりません。就職した本人は、企業訪問をし、面接を通して、会社の事業内容を理解して採用されています。しかし、親の世代はITにはほぼ無縁ですから、息子に説明されても、心配のあまり私立探偵よろしく聞き込みにきてしまったというわけです。

    ●安定に傾く親の世代

    就職セミナー 
    就職セミナー

    大学ではすでに再来年4月新卒の就活が始まっています。ゼミ生はじめ学生たちの内定状況や内定先は教師としてすごく気になります。「将来性があって、安定していて、仕事の内容がおもしろく、待遇のよい」企業に就職してほしいという点では、大学教師の私の気持ちは世の親たちとまったく同じです。宮下さんの話を聞いて、私は「安定」に重点を置きすぎていた自分に気づかされました。

    ●名前を聞いたことのない企業

    世の有名企業に内定が決まったというと安心し、名前を聞いたことのない中小企業やベンチャーに内定したと聞くと、お祝いのことばの半面、少し心配になるのです。さすがに、その会社の近くにいって聞き込みをすることはありませんが、研究室へもどってインターネットでその会社のHPをチェックします。その結果、たいていの場合は安心もし、学生のチャレンジ精神をうれしく思うのですが、顧客が企業のいわゆるBtoB企業の場合は、事業内容がしろうとにはわかりにくいことがあります。

    ●幕末に未来を切り開いたのはベンチャー

    岩崎弥太郎 
    岩崎弥太郎

    「情報戦略研究所」の事業内容は、企業間競争、国際競争の最先端分野にも関わっていることがうかがえます。また、こうした先端分野には未知のフロンティアがひろがっていそうだということも理解できました。NHKの大河ドラマ「龍馬伝」に出てくる岩崎弥太郎の九十九商会も当時のベンチャーだったのですね。日頃、日本の産業構造を大幅に転換し、先端分野のフロンティアに進出する必要を感じていながら、思わぬところで自分の保守性に気づかされたのです。

    ●IT企業と占い

    宮下さんは、こんな昔話もきかせてくれました。会社設立の株主総会のとき、ほぼ全員が「情報戦略研究所」という堅い名前に反対だったのです。いわく「ITなのだからカタカナだとおもったのに」「戦略なんて戦争にでも関与しようというのか」。紛糾の中で、冷静な方が提案しました。「高名な占い師さんに占ってもらえばよい」。宮下さんに占い師さんはいったそうです。「たしかにこの名前は堅い。しかし、宮下さん。あなたの元気さはそれを十分にカバーするでしょう」。こうして社名が決まったそうです。

    ●エネルギーに満ちた起業家よ再び

    安田善次郎 浅野総一郎 
    安田善次郎    浅野総一郎

    富を生み出すのは企業です。企業は国の基(もとい)です。元気のないいまの日本。菅直人首相は「第三の開国」を掲げていますが、どうも、子ども手当や農家の所得保障など「家禄」っぽいものに傾きがちです。岩崎弥太郎や安田善次郎、浅野総一郎などかつての日本が生み出した元気のある、エネルギーに満ちた起業者を再び輩出する日本になってほしいと思いました。



     

    何もしないのは罪 ガバナンス喪失した民主党 - 2010.12.14 Tue

    信州・松本にいます。松本は氷雨、ときに雪になります。前からの約束で3日間滞在するのですが、その合間にも政治の行方が気になり、ネットをのぞいたら、案の定というのでしょうか。民主党政権の迷走の度合いはさらに深まっています。

    ●小沢問題はまた先延ばし

    小沢一郎 

    13日に開かれた民主党の役員会は、結局小沢一郎元代表の政治倫理審査会招致を党議とすることができませんでした。朝日新聞電子版によると(1)小沢氏が自主的に出席するよう岡田克也幹事長が説得する(2)小沢氏が応じない場合は政倫審招致を求める議決をすることを含め、岡田幹事長に一任するというのが確認事項だそうです。また、また、元代表が政倫審出席を拒否した場合の離党勧告などの処分については、「想定していないし、考えていない」(岡田幹事長)とのことですいわゆる脱小沢派と親小沢派の主張を「たして2で割り、決定先延ばし」といういかにも民主党らしいやり方です。

    ●民主党のガバナンスは?

    菅直人 

    この役員会の開催の仕方で2つ気になることがあります。まず、小沢氏招致に反対する議員約30人が岡田克也幹事長に直談判を続けたため、役員会の開始が予定より約20分遅れたそうです。その前に開かれた親小沢派の集会に集まったのは約40人だそうです。さらに、菅直人代表(首相)は役員会を欠席しました。親小沢派の勢いに腰が引けたのか、そこには党首としての責任感が感じられません。民主党のガバナンスはどうなっているのでしょうか?

    ●在韓邦人救出は「頭の体操」!

    sengoku 

    一方、仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、菅首相が朝鮮半島有事を想定し、自衛隊機の派遣を念頭に邦人救出の手順を策定する意向を示していることについて、「一切承知していない。まったく検討されていない」と述べたそうです。菅首相の発言自体、果たしてどの程度の現実性があるのかは疑われていたのですが、首相官邸で補佐しているはずの官房長官にこうまではっきり否定されては身もふたもありません。仙谷官房長官にとっては、「頭の体操」レベルの認識だそうです。要するにまだ何もしていないし、具体的な手立てを考えているのでもないとのことのようです。

    ●韓国政府、国民の理解を得るのが政府の任務

    韓国地図 

    2007年の統計によると、韓国在留邦人の数は約2万3000人です。都市国家であるシンガポールより少ないのは、カントリーリスクの感覚が日本国民にあるためかもしれませんが、肝心の政府には、その感覚が薄いようです。自衛隊を使わないのなら、韓国軍あるいは米軍に頼めばよいと考えているのでしょうか。しかし、有事になれば、それぞれの最優先順位は自国民です。また韓国政府、韓国民に自衛隊に対する拒否反応があるのは理解できます。むずかしくてもそれを乗り越えて、自国民保護の実をあげるためのプランをつくるのが、現実に政権を担当している政府の責任なのですが、その自覚がないようです。

    ●何もしないことは罪

    ロバ 

    13日の毎日新聞電子版は小菅洋人政治部長の主張を掲載しました。「菅政権は国家的危機を自覚し、小沢、改造カードで「熟議」を模索せよ」というタイトルの記事は「国家的な危機にあって何もしないことは罪である」と結んでいます。こんな話を思い出します。空腹のロバの前に完全に同じ距離、同じ量のエサを置くと、ロバはどっちをとってよいか選択できずに餓死してしまうという意思決定論のたとえ話です。「ビュリダンのロバ」というそうです。


     
     

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     はぎたに じゅん

    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
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