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    2010-09

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    ほめ殺しにあった? 長妻昭前厚生労働相 - 2010.09.22 Wed

    民主党による政権交代の象徴は、長妻昭・前厚生労働相だったと私は思っています。1年前、鳩山由紀夫氏が総理大臣になったのは、たまたま党代表だったからにすぎません。小沢一郎氏であれ、菅直人氏であれ、はたまた岡田克也氏であれ、あのときに党代表であれば、自動的に総理大臣になっていたのです。

    長妻昭 長妻昭・前厚生労働相
    Wikipedia Commons

    そんな中で、長妻氏は違いました。年金をめぐる旧社会保険庁の不正、怠慢を鋭くえぐってきた実績で、厚生労働大臣になるのは当然と思われていました。政権交代という戦いに長妻氏が果たした手柄ははかりしれません。「ミスター年金」の長妻氏こそ「ミスター政権交代」でした。

    それから、1年。菅直人改造内閣は、長妻氏を留任させませんでした。代表選挙で菅支持の旗幟を鮮明にし、本人も留任気構えだった伝えられるのに、「更迭はおかしい」という声は上がっていません。

    1年前、メディアの内部には、「長妻厚労相への危惧」が実は存在しました。問題点や不正を追及する手腕や、エネルギーは高く評価されていましたが、年金制度100年の大計を創造することができるかどうか、年金以外の厚生労働行政の資質については?マークがつけられていました。

    しかし、その一方で、表だって長妻厚労相に疑問符をつけるのはタブーに近かったのです。疑問符をつける人は、はじき飛ばされていたでしょう。それほどまでに政権交代の熱狂は、すさまじかったのです。「やらせてみて、結果を見よう」という突き放した見方をする人は少なくありませんでした。

    結果として長妻氏は「ほめ殺し」にあったようなものだといってよいでしょう。長妻更迭に対する現在のメディアの冷静さは、それを証明しています。

    その長妻氏は、新体制では党の筆頭副幹事長に任命されました。「やはり野におけレンゲ草」ではありませんが、長妻氏には、大臣としてよりも、党人・国会議員として質問者席に立つ方が向いているように見受けられます。翼賛的な質問でなく、国民目線で日本をよくするために優れた能力を使っていただきたいと思います。 

    ビールの注ぎ方 - 2010.09.21 Tue

     ドイツ・ミュンヘンのビール祭「オクトーバーフェスト」が始まりました。野外のテント張りのお店で、南ドイツの民族衣装Dirndl(アルプスの少女ハイジが着ている服といえばわかりやすいでしょう)を着た剛腕の女性が2リットル入りのジョッキを両手に8つも抱えてサービスしてくれます。豪快このうえないお祭りです。

    このため、ビールはジョッキで飲むものという思い込みが日本にはあるようですが、地方地方で、飲み方は違います。日本で主流のピルゼンビール・タイプはピルスナーグラス、ケルンのケルシュ、デュッセルドルフのアルトなどは200ミリリットル入りのシュタンゲという繊細なグラスで飲みます。

    ジョッキ2    ピルスナーグラス    ケルナーシュタンゲ 
    ビアジョッキ    ピルスナーグラスの1種   ケルンのシュタンゲ

    飲み方はさまざまですが、ドイツでいつもさすがと思わせるのは、泡のたてかたです。キンキンに冷やす日本と違って、ぬるいビールなのに、実にキメの細かい泡を適量たてます。まさにMeisterwerk(職人芸)です。

    日本では、職場の仲間と入った居酒屋で、ビールはキンキンに冷えているのはいいのだけれど、いざお酌し合ったら、泡がまったくたたなかくてがっかりという経験をお持ちの方は多いと思います。

    そこで、ドイツ・オーストリアで合計7年暮らした後、帰国して、日本で会得した、しかし横着な注ぎ方です。

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    少し泡が多めでしたが、これは調節可能です。画面にあるように底の丸くなっているグラスを使うのがミソです。取り立てて丁寧にグラスを洗ったわけでも、グラスを冷蔵庫で冷やしておいたわけでもありません。そこにキンキンに冷やしたビールでこのような泡が立てられるので実に日本向きだと思っています。撮影のため、きょうは昼からビールを飲んでしまいました。

    お試しください。









    単なる反日問題ではない 尖閣諸島をめぐる日中関係 - 2010.09.20 Mon

     日本と中国の間で問題が起きると、中国のネット世論が「反日」で盛りあがり、反日デモが発生します。すると、日本のテレビや新聞がこれを伝えます。「さあ、大変だ」となるのですが、何が大変なのかがほんとうに理解されているでしょうか?


    報道官 
    中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)報道官


    ●中国の権力は実は世論に脆弱●

    中国の共産党支配は民主主義によって正統性が付与されているものではありません。依然として、抗日戦争勝利、国共内戦の勝利によって打ち立てられた支配、すなわち暴力を根拠とした支配=革命政権です。一方で、経済成長に伴って、世論が形成されつつあります。しかし、先進国では健全な世論形成の装置である新聞やテレビが、中国では厳重な党の規制のもとにおかれています。この結果、中国の自由な世論はネットにはけ口を求めますが、ネット世論はその性格上、ひとつ道を誤れば、世論の暴力に転化しかねません。

    ネット世論が暴力化して共産党支配に挑戦してきたとき、共産党は揺らぎます。いまのところ、中国のネット世論は「反日」です。しかし、指導部が、この問題の扱いを誤れば、「王様ははだかだ」すなわち反共産党支配に向かう可能性があります。天安門事件のときは、小平は暴力によって、当時の世論を鎮圧しました。その後発達したネット世論は、サイバー空間にはびこります。戦車のキャタピラでは破壊できません。これが現在の中国支配層が世論に敏感にならざるをえない理由です。


    天安門 
    鎮圧後の天安門広場

    ●理解を妨げる2つのわな●

    しかし、これだけでは、今回の尖閣諸島事件を「中国の国内問題」としてしか理解していないことになります。これは、往々にして特派員が陥りがちなわなです。任地への関心の強さが、問題を大きな連関の中に位置づけて見ることを妨げるのです。同じような傾向は国内の政治記者にも見られます。2つ目のわなは「民主党政権がどうこの問題を扱うか」という視点にとらわれることです。

    たしかに、2つ目のわなは魅力いっぱいです。民主党・小沢一郎元幹事長の「人民大会堂参勤交代」や鳩山由紀夫前首相の甘ったるい「東アジア共同体構想」など、突っ込みどころ満載ですし、今回ばかりは、財政問題などとちがって、「自民党政権が・・・・・」と責任を転嫁する得意技がききません。どう解決するんでしょうか?

    しかし、私たちは、こうした2つのわなにとらわれてはなりません。




    ●ひとり日本だけの問題ではない●

    尖閣諸島事件をきっかけに中国は、漁船船長の即時釈放を求めて、東シナ海海底資源共同開発交渉の中断閣僚レベル以上の交流停止と矢次早に手を打ってきています。これを中国国内の世論をなだめるためだけと矮小化するのは誤りです。むしろ、日本の政権、世論への揺さぶりをかけ、蓮舫大臣の発言のように「尖閣問題を領土問題化」しようとしていると理解すべきでしょう。反日世論なるものより、中国政府の意図を重大視すべきです。

    ヴァリャーグ 
    中国が購入した旧ソ連の空母ヴァリャーグ

    今回の事件は「靖国神社問題」のようなイデオロギー的な過去指向の色彩が強い問題ではありません。生々しい問題です。21世紀のアジアで最大の問題の入り口、すなわち「中国の覇権主義」であると理解する必要があります。日中間では、2国間の国境問題であり、海底資源をめぐる権益の問題ですが、未来の日中関係だけでなく、未来のアジアに大きな影響をもたらす問題なのです。南シナ海を自国の内海化しようとする中国との間に問題を抱えるフィリピンベトナムマレーシア、インドネシアなどは今回の推移を絶大な関心をもって見つめているでしょう。日本が毅然とした態度をとり続けられるか、屈服するかは、彼らにとって明日は我が身だからです。ですから、冷静のうえにも冷静にかつ毅然と対応しなければならないのです。

    冷静に眺めよう 中国の反日デモ - 2010.09.18 Sat

    沖縄・尖閣諸島での中国漁船による領海侵犯事件が波紋を拡大しています。18日の日本テレビや新聞のwebニュースは北京や上海の日本公館へのデモや、中国企業が「万人訪日旅行」をとりやめた、などのニュースを伝えています。


    魚釣島 
    尖閣諸島・魚釣島


    テレビニュースの画面を見るかぎり、中国が反日で燃えさかっているような印象さえ受けかねません。ただ、たしかに日中間にいま波風が立っているのはまちがいありませんが、それに浮き足だって日本側が、反中で盛り上がるのはおろかなことです。過激なデモといっても、13億の人口の中のケシ粒のようなものです。中国は地大物博です。

    そして、きょうが9月18日だということを忘れてはなりません。

    2004年の9月18日、私は大学生の長男を連れて北京にいました。快晴に恵まれた暑い日、盧溝橋と「抗日戦争紀念館」を見学に行きました。タクシーに乗って北京郊外の盧溝橋に向かう沿道になにやら赤い小旗がやたらと目につきます。そこには「愛国なんとやら」と書かれています。

    私は以前にも見に行ったこともあるので、平気でしたが、息子は「おやじ、ちょっとヤバそうだよ」といいます。小旗をチェックしたら、なんと、その日は柳条湖事件の記念日だったのです。よりによって、そんな日に「抗日戦争紀念館」に行く日本人は「飛んで火に入る夏の虫」じゃないかと、長男は恐れたようです。

    「なあに、大丈夫さ」。そこはパレスチナや、湾岸戦争ユーゴ内戦を取材した元新聞記者です。日本人にとってうれしくない(いや、ホントに!)展示のある館内に入って、息子と日本語でやりとりしていても、見学の中国人たちは、そんな日本人にハナもひっかけなければ、目もくれません。

    玄関先で愛国デモの練習をしている中学生たちの写真(下)を撮って帰ってきました。

    抗日 
    2004年9月18日

    中国では、9月18日は、日本にとっての広島、長崎の原爆記念日のようなものです。しかし、中国でも戦争の記憶は風化しつつあります。中国共産党の支配の正統性は「日本と戦った」からこそですから、この日は愛国心と共産党への忠誠を更新しなければならない大事な機会です。

    そして、今回の尖閣諸島での事件は、それにかっこうの材料を与えました。しかし、だからといって、冷静さを失ってはなりません。中国側だって、アクセルブレーキの踏み分けに苦心しているでしょう。ですから、事件をあくまでも国内法の問題として処理しようとしている政府の現在の方針は妥当です。

    東シナ海の権益
    は重大です。中国国内の反日デモ程度で動揺すべきではありません。「日中友好が危うい」などと、うろうろして、妙な譲歩はしてはならないと思います。無原則な譲歩は侮られるのが、世界の常識です。

    きょうは、柳条湖記念日という特異日ですから、偶発的な衝突が起きることもないとはいえません。そうしたことがないように気をつけなければなりませんが、日本の国益を損なわず、日中間の長期的な友好につながるよう毅然とした姿勢をとりたいものです。

    注1)盧溝橋事件  1937年7月7日に北京(北平)西南方向の盧溝橋で起きた日本軍と中国国民革命軍第二十九軍との衝突事件。日中戦争(支那事変)直接の導火線となった。

    注2)柳条湖事件  1931年9月18日に中華民国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、関東軍(満洲駐留の大日本帝国陸軍)が南満州鉄道の線路を爆破した事件。満州事変のきっかけになった。


    中学生諸君楽しかったよ 講演の感想ありがとう - 2010.09.17 Fri

    横浜市都筑区の
    MYプラザ(都筑多文化・青少年交流プラザ)から、7月26日に行った中学生向けの講演の記録を送ってきてくださいました。「自分の目で見て写真で表現する講座」の第1回目として、都筑区の中学生約30人に「世界を知る~情報収集とコミュニケーションのスキルをみがく」というタイトルでお話しさせていただいたのです。

    私の話の要点は

    ①自分さがしをしてから動くのではなく、動きながら自分を形成しよう
    ②大人を敬遠しない。大人は君たちを助けてくれる
    ③インターネットは、時空を超えて、歴史や世界の知識を与えてくれる
    ④英語をこわがらない。インターネット情報の90%は英語だ
    ⑤30ドルパソコンさえ現実化しようとしている。発展途上国の子どもや若者たちはこれをどんどん利用して先進国を追い越していく

    というようなものです。

    酷暑の夏休み。眠いかと思ったのですが、中学生諸君は約2時間にも及ぶ長丁場に耐えてくれました。よい質問がいっぱい出たのも感激でした。

    記録には写真講座の講師の方が撮ってくださった多数の写真のほか、「世界のことをよく知れたし、時空を超えると言うことが、すごく心に残りました」など、感想多数が添えられていました。うれしいですね。

    私にとっても、とてもexcitingな一日でした。この機会を与えてくださった「つづきMYプラザ」のみなさん、ありがとうございました。

    中華料理はプレハブ料理 酸辣湯に挑戦 - 2010.09.16 Thu

    酸辣湯(さんらーたん)。酸っぱくて、コショウの効いたスパイシーな味覚、食欲を刺激するすてきなスープです。

    35年前、赤坂「榮林」で酸辣湯麺として食べて以来、やみつきになりました。今回、ググってみたら、榮林は「酸辣湯麺」発祥のお店だったのです。その後、六本木「東京飯店」の俗称「酢そば」、最近では「揚州商人」の酸辣湯麺。お店違えど、食材違えど、調理タイプ違えど、それぞれに美味です。

    榮林 
    元祖榮林の酸辣湯麺


    私の50年来の中華料理のバイブル、王馬熙純さんの料理本を見ると、あまりにシンプルな作り方なので、「ようし、つくろう」と腕まくりしました。

    干しなまこを使えば最上ですが、手間とコストを考えて排除。食材は近所の安売りスーパー「R元気」で調達するのはいつものこと。王さんの本とインターネットに載っているレシピを横目に見て、早速調理開始です。

    耳学問によると、中華料理の公式は
    料理=食材×切り方×調理方法×調味料=∞

    食材は肉、魚、野菜を問わず、千変万化の切り方
    調理方法は炒、溜、烹、爆・・・・・・炒めるのだって10通りぐらいあるそうです。
    1人のコックが作れる料理は何万種類にも及ぶといわれます。
    私はだから、中華料理はプレハブ料理だと考えています。


    お湯を沸かし、豚肉の薄切りを細かく切ったものをゆでて、アクを取り、干し貝柱しいたけの戻したの、千切りタケノコザーサイ少々、これもどうだ、春雨、さらに酒、醤油、コショウ、ほんのわずかの豆板醤など調味料は全部目分量で入れて、溶き卵まで入れてしまってから、お酢をいれる前にちょっと味見をしたら、あれれれ、味がしない。「ああいけない、ガラスープを入れ忘れたよ」と、ひどい手順です。
    がらスープ 

    ガラスープを加えて、お酢をたっぷり、水溶き片栗粉でとろみをつけたら、ラー油を回し入れます。
    目分量の味付けでも、我が家風。ガラスープを入れるのが遅れてもご愛敬。おいしくできました。このケースでは、料理手順でもA+B=B+A、数学でいう結合法則が成り立つ、プレハブぶりでした。もちろん、揚げてから煮るべきものを、煮てから揚げるようなことをしてはいけません。まじめなグルメの方々、怒らないでください。


    レシピそのものは実に簡単な酸辣湯ですが、出来上がったものは、複雑微妙な味で立派なものでした。できあがったら、家族で食べるのに忙しく、写真をとり忘れました。これからは、撮るようにしましょう。涼しくなったら、麺を入れて、酸辣湯麺にして楽しみます。


    鶏ガラから自分でスープをとろうなどと肩をいからせず、レシピにもこだわらず、調味料も目分量でつくってみませんか?





    あと2回 やじうまプラス - 2010.09.15 Wed

    テレビ朝日系列の早朝の新聞読み情報番組「やじうまプラス」が10月1日(金)の放送を最後に打ち切りになります。

    私は2004年4月に土曜日担当から始め、一時は土曜日と火曜日、最近は火曜日と、6年半にわたって出演してきました。

    私にとって、この番組は実に楽しく、また勉強になる番組でした。共演者だった、北野誠さん北芝健さん清水圭さん山田美保子さん、そしてデーブ・スペクターさん・・・・。硬派の新聞記者、そして大学教師の私にとっては、それまでおつきあいをしたことのないジャンルの方々でした。いずれもが賢明で、センスのある、やさしくて細やかな心づかいのすばらしい人々で、私の人生の幅を広げてくださいました。

    Daveと 

    最後にご一緒したデーブ・スペクターさんは、生気を与え、頭脳に新鮮な刺激を与えてくれる人です。マイクがオフのときのデーブさんとのやりとりは、頭脳のウォームアップ。MCの小松靖アナウンサーをはらはらさせていました。

    頭の回転のすばらしく早い、言語センスにあふれたデーブさんとのこうしたオフ会話、そしてマイクがオンのときのやりとりが楽しくて、午前3時半起きの火曜日が苦になるどころか、待ち遠しい日々でした。上の画像でも、私はうれしそうな顔をしているでしょ。もちろん、それを支えてくださったのは、徹夜で準備する番組スタッフのみなさんであったことはいうまでもありません。多謝。


    その「やじうまプラス」の火曜日もあと2回だけになりました。先日、ブログを始めたことをメールでデーブさんに伝えたら、早速見て、「真面目な内容ですね」と実に端的な返事をくださいました。そう、ブログを始めたきっかけは、「やじうまプラス」が終わってしまうことと、民主党代表選挙を目前にしていたということですから、前のめりで大変堅いきらいがありました。やんわりとした批評ありがたく思います。民主党代表選挙も終わりました。これからは、多彩でやわらかい話題にも心がけます。

    そのメールで、この間の感謝の意を伝えたら、「こちらこそ」とまた短く、それに添付して下の画像を送ってくれました。デーブさんの面目躍如です。


    ねこ 

    かわいい!



    菅直人首相 圧勝で続投決める 民主党代表選挙(改訂) - 2010.09.14 Tue

    民主党の代表選挙は9月14日午後3時半すぎ、臨時党大会で結果が出ました。

    小沢一郎氏  491ポイント(40%)
    菅直人氏   721ポイント(60%)
    (全体は1222ポイント)

    菅直人首相の圧勝でした。

    菅直人 DPJロゴ

    内訳は
    党員・サポーター 
    小沢一郎氏        51ポイント(17%)
    菅直人氏    249ポイント(83%)

    地方議員
    小沢一郎氏     40ポイント(40%)
    菅直人氏    60ポイント(60%)
    国会議員
    小沢一郎氏     400ポイント(49%)
    菅直人氏    412ポイント(51%)
    注)409人が投票、3票が無効票

    全体の結果のポイント比は地方議員の投票結果とまったく同一です。

    ただ、党員・サポーターは300ある衆議院の小選挙区それぞれで総取り制、すなわち一位の候補のみがポイントを得るというかたちです。そして、のちに明らかになった党員全体の投票状況は菅氏13万7998票、小沢氏9万194票と「6対4」の差にとどまり、ポイントに表れたほど大差ではありませんでした。

    変な指数ですが、これを「脱小沢度」でみてみると、党員・サポーターや地方議員より国会議員の方が「脱小沢度」が低いということになります。

    また、党員・サポーターは、ポイントでみると、メディアの各種世論調査より、「脱小沢度」が高かったのですが、生の投票総数でみると、世論一般より小沢寄りなのはなかなか興味深い結果です=民主党代表選挙のバグ(2) (09/08付)参照=。

    また、34万人いる党員・サポーターのうち、なんと10万人ほどが投票しなかったというのもけっこう重要です。いくらなんでも、この10万人すべてがユーレイ党員ではないでしょう。とすると、党員・サポーターの約3割が投票しなかったわけで、自分たちで総理が選べる選挙なのに、参加しない党員・サポーターが3割も出るような「権力闘争」だったとみることもできます。

    一方、国会議員は、国民世論からほど遠く、党内世論から遠い結果を出したということになります。民主党であっても、国会議員はやはり「永田町感覚」ということでしょうか。

    もちろん、国会議員が党員・サポーターの傾向をそのまま反映する必要がないことは、前にも書きました。でも、今回の投票行動が「百万人といえども、我行かん」という信念に基づいたものかどうかは、今後それぞれの国会議員が自分の選挙区や支持母体で吟味されます。

    党大会が近づくにつれて、「国会議員の得票で、菅氏が大きく小沢氏を引き離さないと、党運営で小沢氏を尊重しなければならない」と説く人がけっこう目立ちました。「菅氏優勢」が伝えられたことでもあり、これは、形成不利を覚った小沢陣営の選挙後を意識したダメージコントロールの表れだったのでしょう。

    しかし、これから先、菅首相のいう「ノーサイド」「挙党態勢」が過度に「小沢尊重」に映るようなら、こんどは、党員・サポーターや国民世論が菅首相を見放すかもしれません。菅首相は党内の支持はクリアしたわけですが、総選挙の洗礼は受けていないことは忘れてはなりません。

    そして、菅首相の続投が決まったからといって、菅政権の「実行力」が評価されたわけではないことはもちろんです。

    しかし、民主党は、日本国総理大臣に「政治とカネ」でクエスチョンマークがつくことだけは回避しました。

    (党員・サポーターの生投票数が明らかになった段階で、当初の原稿を修正したことをお断りします)






    秋の予感 - 2010.09.14 Tue

    9月13日、信州・松本からの帰路。夕空があまりに美しいので、中央道・双葉SAに入りました。


    彩雲というのでしょうか。

    山脈の稜線に沈みゆく夕陽が、多様な雲のかたちに複雑な赤のグラデーションを映し出していました。ねぐらに帰る鳥たちの大群がそれをバックに飛び回る姿を動画に収めました。

    動画のアップロードの手習い。うまくいくかな?

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    ちょっと見にくいかな?

    オリジナルの画面サイズは16:9なので、画面左下の三角をクリックして動画を動かしてから画面右下の拡大アイコンをクリックしてください。


    この夏は信州も異常な暑さに加え、例年にない湿度に悩まされたとのことです。前夜の松本も、午後11時すぎの気温が27度。

    40年前、信州に暮らしたことのある私としても驚きでした。
    でも、赤く染まった甲州の夕空にようやく秋の予感を得ました。


    平成の大津事件? 東シナ海波高し - 2010.09.12 Sun

    9月12日(日)朝の各新聞のWEBニュースによりますと、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突して、船長が逮捕された問題で、中国の戴秉国(たいへいこく)国務委員(副首相級)が12日未明、丹羽宇一郎・駐中国大使を呼び出し、「中国政府の重大な関心と厳正な立場」を伝え、漁船と船長らの即時引き渡しを求めました。

    外務大臣よりさらに高位の国務委員が、外国大使を召喚するのが異例なら、その日の突発事件でもないのに、召喚した時間が未明、それも休日の、というのも異例なことです。

    中国はすでに、この事件後、東シナ海のガス田共同開発のための条約締結交渉の第2回会合を延期すると発表しています。

    東シナ海の資源開発の問題=領土問題で強硬姿勢に出たのは、船長の早期釈放を求める世論をなだめるため、という観測もあれば、前者を有利に導くために後者を奇貨としたという見方もあります。また、「両方」すなわち、一石二鳥をねらったとも考えられます。

    いやなのは「時期が時期」だということです。多少の危惧がささやかれた民間人大使・丹羽さんは赴任したばかりで、日中間のもっとも微妙な問題解決に直面しました。

    それよりも、民主党の代表選挙の投票日を目前にした週末で、日本の政治の機能がほぼ停止している時期なのが、さらに困ったことです。この時期に日本政府に圧力をかければ、民主党・日本政府の意思決定過程意思伝達過程に潜む欠陥がわかるという仕掛けの「高負荷試験」です。軍事用語でいえば、「威力偵察」です。ここをを突けば、日本政府のどこが弱いかのデータ収集になります。もちろん「外交音痴」とさえいわれる民主党政権に、時宜を得た適切な対応ができるか自体、まことにおぼつかないといえるでしょう。

    官僚依存」を廃し、「政治主導」をうたった民主党政権。菅直人首相が留任するにしても、小沢一郎首相が誕生するにしても、どのようにこの問題を解決していくのでしょうか。嫌中、親中といった感情でなく、歴史的事実に基いて、国際法理国際正義に基づいて、超大国・中国との間に公正で持続可能な解決策を見いだせるでしょうか?

    鳩山由紀夫前首相の、お花畑のような「東アジア共同体」夢想や、北京の人民大会堂に大勢の民主党議員を連れて行った小沢幹事長(当時)の「参勤交代」がどうしても頭に浮かんできてしまいます。

    明治時代、大国ロシアの皇太子が日本訪問の際、巡査・津田三蔵に襲われた「大津事件」は、大国の圧力と政府の圧力の下で、ときの大審院が「司法の独立」を守ったことで知られています。中国人船長を逮捕した事件は「平成の大津事件」かもしれません。

    注)大津事件に関しては、「司法の独立」を守ったというサクセスストーリーのほかに、もう少し政治的で生臭い背景があったということがその後の研究で明らかになってきています。
     

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    萩谷 順

     はぎたに じゅん

    Author: はぎたに じゅん
    TVコメンテーター
    法政大学法学部教授
    元朝日新聞編集委員
     政治記者、カイロ、ウィーン
     ボン特派員などを歴任
    出演番組
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